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襲撃
この話は日本が舞台であるが、筆者の想像である
2025年8月某日、尖閣諸島沖において不審船ありとの報告を受け出動していた。しかし、不審船の姿は認められずしばらく尖閣諸島付近を航行した後帰還するため進路を本部のある石垣島へ向けた。艦長の「これより帰投する。最大船速」と同時に船のエンジンが唸りを上げて進みだした。
尖閣諸島を離れてから小一時間が経過しようとしたとき、前方に見知らぬ軍艦旗をつけた不審船を認めた。レーダーではその数10隻、巡視船は直ちに日本の領海から立ち去るよう無線で呼びかけた。「我々は日本の海上保安庁である。ここは日本の領海である。」しかし何度呼びかけても不審船は沈黙のままである。これに対し巡視船は不審船に接近しもう一度警告を流そうとした瞬間、不審船より強力なサーチライトが照らされたと同時に攻撃が始まった。これを受けて巡視船は攻撃を受けた旨を本部に報告し、反転して逃げようとしたが不審船の攻撃が巡視船後方部分に命中し航行不能。次第に速力も低下しついには不審船に捕まり、乗組員全員が拘束された。