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超能力者の日常  作者: 梅ノ木桜良


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2/5

2 超能力でバイト。

 第二話です。主人公は相変わらずです。我ながら何を書いているんだろうと思いつつ書いてます。

 私はバイトをしている。


 場所は学校の最寄り駅の近くにある個人経営の中華料理の飲食店。駅前なので結構客が来る、繁盛店だ。


 高一の夏休み頃に応募した。特に理由はない。バイト探しのサイトの一番上に出てきたので応募してみた。


 店長との面接のときに、私がいれば人件費が削減できると言ったら一発で採用された。いい店長だ。


 人手が削減できるとは言え、メインで接客をする部分は誰かがいないと客に恐怖を与えてしまう。だからということでポジションは調理となった。全てのメニューの作り方を覚えて、その通りに道具を動かすだけの簡単なお仕事だ。


 何秒かあればメニューと作り方など覚えられるのですぐに研修は終わった。後は店の端に立って待っていれば仕事は終わる。そしてそれを許してくれる店長がいる。いい店長だ。


 しかし、それではあまりにも暇すぎる。ずっと突っ立っているのも退屈なので結局接客の仕事もすることにした。


 接客もとりあえず分身を二体くらい出して自律行動できるようにしておけば終わるのだが、それはなんとなくダメなような気がしたのでこちらは私自身も動いて客の対応をしている。


 結果、厨房は出来上がった料理に問題が無いか確認する店長が一人、接客は私一人で店の運営が可能になった。


 人件費は四人分減り、売り上げはかなり増加しているらしい。店長がホクホク顔で教えてくれた。そして私の給料を二倍にしてくれた。いい店長だ。


 金を稼ぐのがこんなに簡単なことだとは思わなかった。超能力様々である。


 これならバイトを掛け持ちしても大丈夫そうだ。部活の先輩はバイトを掛け持ちして遊ぶ時間がないと嘆いていたが、この調子で行けばそうはならなそうである。


 同じ日にバイトを重ねても実質的にどちらも出られるので問題ないのだ。


 というわけでもう一度バイト探しサイトを開いてみた。前も使った「〇イトル」である。


 一番上を見ると、そこに表示されていたのは有名飲食チェーン「サイゼ〇ヤ」の求人だった。大手は超能力バイトを認めてくれるか不安だがとりあえず応募してみた。


 翌日、面接の日程調査が来た。とりあえず明日で希望を出したらすぐに日程が確定した。さすが大手。


 さらに翌日、放課後。家からほど近い「サ〇ゼリヤ」店舗で面接を受けた。


 中華料理店の面接同様、私が入れば人件費が削減できると言ったら即採用された。こちらもいい店長だ。


 そして担当はやっぱり厨房だった。事の運びは中華料理店同様に、無人接客は客に恐怖を与えかねないから厨房やって(店長談)、との事である。


 メニュー数はそれなりにあるが全ての作り方を覚えるのは数秒あれば終わるので研修は数秒で終わった。


 それからは厨房に入るのは店長ただ一人だけになった。ほかの店員たちはとりあえずホールへ、そして余った人から順次帰宅という流れになった。なんか見ていて申し訳ないのだが今よりも少ない人数で店舗運営ができてしまうので仕方ない。


 そして働き始めると私は立っているだけしかすることがなくなるため、こちらの店でも接客もやることになった。


 そしてまた勤務人数が減るのは皆さんのお察しの通りである。(中華料理屋とだいたい同じ流れなので中略)順調に人員削減が行われ、勤務人数は店長と私の二人になってしまった。チェーン店がこんな感じでいいのだろうか。原因は私なので口には出さない。


 必要な人員が四分の一になり、店の売上が増えて店長の社内での評価が上がったそうである。休憩時間にホクホク顔で教えてくれた。そして私の給料を三倍にしてくれた。やっぱりいい店長だ。




 翌月、両方の店舗からの給与明細がネットのシステム上で送信された。それぞれの給料を足すと――。


「百五万三千円…………?」


 は?


 親に見せて再度確認してもらった。両方の店長にも問い合わせた。何も間違ってなかった。


「お父さん、ごめん…………」

「いや……まあ、しょうがないだろ。気にするな」


 普通に一ヶ月で”百三万の壁”を超えるとは思わなかった。一発で扶養範囲内から外れてしまった。


「てか、このまま来月以降も稼いでくれ。こうなった以上、そうしてくれたほうがありがたいわ」


 小さい声で「俺より年収高くなるんじゃ……」とか言ってたことは置いといて、このまま働いていいと言うなら来月以降もこのままで、いや、もう少し勤務時間を長くして稼いでいこう。


 今は毎日六時間勤務で続けているが、八時間にすればもっと給料は増えてくるはずだ。バイトで年収一千万超えはほぼ確定と考えていいだろう。上手く行けばもっと多く稼げるかもしれない。


 これは生活が豊かになる予感しかしない。バイト、頑張ることないけどとりあえず何か頑張ろう。

 いやぁ、主人公の考え方がどんどん変な方向に行っちゃってますねぇ……。私が言っちゃいけないんですけど。


 読んでいただきありがとうございます!この作品では誤字・脱字報告、感想、レビュー等を募集しております。何かしら書いていただけると作者としてはかなり励みになります。お忙しいこととは思いますが、ぜひぜひお願い致します。

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