毎日底辺で頑張っています。
第一話?
大分酔っぱらている。
自覚はある。
でも、独り言が止まらない。
「一人で三回も結婚しやがって!お前は結婚に向いて無いんだよ!もう結婚なんかするなよ!」
学生時代親しかった友人の結婚披露宴の帰り道。
奴の最初の結婚は大学卒業すぐ。俺は就職できなかったが、バイトで稼いだ5万の祝儀と、5万の炊飯器で祝ってやった。結構懐は痛んだが、あの頃は実家暮らしだったから、まぁ何とかなった。
でもあいつは、2年で別居。5年保たずに離婚した。原因はあいつの浮気。嫁の妊娠中に職場の同僚に手を出した。直ぐにバレて別居。孫可愛さに、双方のジジババが仲裁して、ようやくよりを戻そうとした矢先、女を連れ込んでいた事が発覚し目出度く離婚。炊飯器と子供は嫁が持って行った。
二度目の結婚は29才の時。俺はバイトであいつは課長になっていた。少ない稼ぎの中から、3万の祝儀と3万のカタログギフトを祝いにやった。何を選んだかは知らない。5年は保った。子供も二人出来て、「めちゃくちゃ可愛い」と自慢してたのに、なぜか嫁の妹に手を出し1発で離婚。頭おかしいだろ!
そして今回。
あいつは、小さいながら会社社長。俺は地方都市の介護職員。一応バイトでは無く社員だがバイトの頃と収入は変わらない。祝儀は2万にしようか真剣に悩んだ。
和泉海人38才未だ素人童貞。「クソうらやましい、、、」
学生時代の友人共はプチ同窓会とかはしゃいで、2次会に流れて行った。
「お前ら家庭はどうした!」
貧乏暇なし、金なし。俺には2次会、3次会に参加してホテルに泊まり、翌日帰るなんて贅沢は出来ない。明日も朝から老人達とおしゃべりだ。
すれ違うカップル共が癪に障る。
「チクショー!」
カーン ーーーー
蹴った空き缶が猫にあたりそうになる。
「ヤバっ!」と思ったが、酔っ払いの蹴った缶なんか当たる訳も無かった。猫は大きく飛び退け躱した。
でも場所が悪かった。避けた先は車道。車が来ているのに猫は硬直して動かない。
「危ないっ」と思うよりも先に体が動いていた。いや。動いたつもりになっていた。足はもつれて顔からコケた。そこに猫を避けた車が突っ込んで来る。
「あ」
最近ストレスがたまり独り言が止まりません。
ストレス発散のため、妄想を文章にしてみました。