インタビュー 早坂 梨紗 パート1
田中
「それではインタビューを始めます。最初に、名前と年齢を教えてくれるかな?」
カリサ
「早坂 梨紗、17歳」
田中
「ありがとう。いまの気分はどう?」
カリサ
「お気遣いなく。気分が悪くなったら、そう伝えますので」
田中
「あ……うん。とくに問題ないようで、よかったよ。それじゃあさっそく教えてほしいんだけど、自分はどんな性格だと思う?」
カリサ
「比較的慎重な性格と言えるかしら。あなたに個人的な情報をお伝えしてよいものかどうかも躊躇しているところですし」
田中
「あらら。秘密は守るからインタビューには協力してよ。お願い!」
カリサ
「……しかたありませんね。続けてください」
田中
「えーと、じゃあ、休日にはどんなことをしてるのかを教えてくれるかな? もちろん住所が特定されるようなことは言わないようにね」
カリサ
「休日は、いろいろと調査をしています。気になっていることを書籍やネットで調べるのが好きなので」
田中
「へえ。たとえばどんなことを調べるの?」
カリサ
「そういえば先週は、猫の肉が食用に適しているのかどうか気になって調べたわね。各国の法律で禁止されていたり、タブー視されていたりするけれど、実際には世界各地で事例があるのよ。詳しく説明しましょうか?」
田中
「え、いや、大丈夫(笑)。インタビューを続けるよ。アイドルになろうと思った動機を教えてくれる?」
カリサ
「飽くなき探究心、といったところかしら」
田中
「探究?」
カリサ
「書物や研究だけでは得られない、なにかを学べると思ったからよ。もしアイドルが私の好奇心を満たせないようなものなら、そのときはきっぱりと辞めるわ」
田中
「なあるほど。確かにそうゆうものかもしれないね。それでは次の質問。自分の特技をひとつ挙げるとしたら何?」
カリサ
「感情に左右されず、常に理性を保てる……というところかしらね」
田中
「おお、さすが! 梨紗ちゃんは、とってもオトナだよね。誰かにムカついたりすることもないの?」
カリサ
「ありませんね。そんな感情は無意味ですから」
田中
「おお、オトナ!」
カリサ
「きっちり報復はしますけどね」
田中
「な……なるほど」




