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Agent  作者: 懲役
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Agent・イシジマとDoctor・ウキタの提言ー自治組織「三文字」設立に関して

1.目的

本提言書は、混沌とした「代行殺人エージェント業界」の現状を鑑みて、派閥の統制及び似非エージェント業者の根絶を主たる目的とする。


元来、エージェント業の主体は反社会組織であったが、数十年前、法令による反社会組織の完全解体に伴い供給が不足。それを受け、様々な立場の人間が自主的に緩やかな集合体を組織し、インターネットサイトあるいは事務所におけるクライエントからの直接の依頼を通して、任務を遂行していた。

しかし昨今、エージェント或いはその他の殺人能力を有する人間がその私怨によって殺人を遂行するという看過し難い事態が発生し、エージェント業の権威を失墜させるなどといった非難が内部から殺到している。当該事件の被疑者は既に[編集済み]によって全員処分されている。


2.内容

執筆者一同は、エージェント業の集合体における古参メンバーの一部として、ここに以下の内容で提言する。


Agent・イシジマの提言

・我々は連帯しかつ統率しあうべきである。

・エージェント業における所属について「指令・実行・専門職」の3つに部門を絞るべきである。


「我々は連帯のために、規則・階級・管理を徹底した自治組織を設立すべきだと考える。

これに際して、現在慣習となっている「Doctor/Agent/Pro(Professional)/AT(After-Treatment)」などの称号制度を改め、現在のDoctorメンバーを中心とした組織を目指すべきだと考える。」


Doctor・ウキタの提言

・組織が大きくなればなるほど秘密漏洩が発生しやすいため、組織の人員を減らし、メンバーの強化を行うべきである。

・我々はあくまで秘密結社的団体であって、現在そのプラットフォームであるインターネットサイトは殺人の成果をひけらかすためのものではない。インターネットサイトでは秩序が乱れるため、固定した事務所を基盤とし、インターネットサイトは副次的な利用にとどめるべきである。


「組織内にエージェント老人会的な機構を設立すれば自分たちが満足することぐらい判りきっている。」


3.意見収集に関して

歓迎する。提言書のあるページに意見フォームを設置しているため、そこから記名制で意見を求める。



以上 


19■■年■■月■■日

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