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資料/テア・ライトナー著 岡田淳子 『ハプスブルクの女たち』 ノート20190201
テア・ライトナー著 岡田淳子 『ハプスブルクの女たち』新書館1996年
ハプスブルク家関連の伝記で日本で流通している市販本としては比較的新しい。そのためか、古いタイプの伝記より、勧善懲悪や恋愛事情などは少し抑えぎみに著されている。
私が本書で注目しているヒロインは、マクシミリアン帝の妹クニグンデと、帝の娘マルグリットだ。二人とも帝国勲一等貴婦人に序列された女性である。彼女たちをとりまく興味深い人物は、マクシミリアン帝の初恋の女性とされるロジーナ・クライク、帝の盾仲間ヴォルフガング・ボルハイムだ。二人とも帝の従兄妹にあたるとされているわりに、あまりにも資料がない。江村洋氏が書いた『中世最後の騎士――マクシミリアン一世』の補説資料として有効である。
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