説明回と鬱
リバーシア
『とりあえず、説明するよ。ここは世界、イークワルの管理してる世界の一つだよ』
トラメル
『初めて聞いた世界だな、一体なんなんだ?』
リバーシア
『なんか、発展の時代に争いがあって、その後放置された世界らしいよ。詳しい事は分からないけどね』
安定の時代の話は結構残ってるけど、発展の時代の事についてはよく分からない。僕は発展の時代に創られたけど、目覚めたのはずっと先だからね
トラメル
『へー、何かわかんないけど、すごいな!』
リバーシア
『イークワルの拠点は世界で巨大な湖のある世界だよ。イークワルはウルフとルートと一部のテールで構成されてる。この前に一人のテールが魔族を連れてきたせいで一悶着あったけどね』
トラメル
『そのテールも変な奴だな!』
そうだろうね、基本的にテールは排他的で他の種族に関わろうとしないから、その魔族も変な奴で爆弾を作っては自爆してるんだよ・・・、僕も巻き込まれそうになった事あるし
リバーシア
『その魔族も僕の所で面倒見るようにって言われてるから、仲良くしてやってよ』
トラメル
『そういえば、ウルフ族とルート族はどんな能力を持ってるんだ?』
リバーシア
『僕たちウルフ族は自の位置の種族。変化が得意で、元々肉体を2つ持ってるんだよ』
トラメル
『肉体が2つ?どういうことなんだ?』
リバーシア
『狼としての姿と人間としての姿だね、これらは独立していて狼の姿での影響を人間の姿で受けないし逆もあり』
トラメル
『よく分かんないんだけど』
リバーシア
『例えば、狼の姿で怪我をしても、人間の姿になると怪我が無いんだよ。だから、狼の姿の時に人間の姿の僕を呼び出せたって訳だよ。心は一つだけど肉体は2つあって使い分ける事が出来るんだ』
トラメル
『へー、変化とは違うんだな』
リバーシア
『所詮変化は自分の肉体を変化させてるだけだから、変化したら怪我が消える訳じゃ無いしね』
トラメル
『一体どんな感じなんだ?』
リバーシア
『どんな感じって言われてもよくわからないよ。僕は他のウルフと違って視の位置の調和術の使い手でさ、変化は苦手だからすぐごちゃごちゃになって違いがよく分からないんだよ。他のウルフは狼の姿になると多少好戦的になるね、肉体に精神が引きずられてるのかな?』
トラメル
『じゃあ、ルート族はどんな感じ?』
リバーシア
『ルートは視の位置の種族だね。自分に影響させるのが得意なウルフと違って、ルートは周りに影響させるのが得意なんだよ』
トラメル
『調和術みたいだな!』
リバーシア
『どちらも視の位置だからね、姉さんは周りの魔法に影響を与えて狂わせる事が出来るし、トランスさんは周りの人の心を読み取る事が出来るよ』
トラメル
『すげえ!心を読み取るとか面白いじゃん!』
リバーシア
『実際はかなり辛いらしいよ。さて、あらかた説明したし、そろそろコクトラに行くよ?』
トラメル
『すげえ楽しみだ!』
リバーシア
『僕は勘弁して欲しいけどね・・・』
今更どうにもならないから連れて行くけど、何で面倒事ばかり増えるんだろ・・・
主に姉さんとルドルフさんの所為だね。
姉さんは本当に呑気だよ・・・、世界の終末には柱として・・・・といけないのに・・・
ランドリターンは残酷な組織だ