向上心と炎
リビア
『手前、今暇か?この前の約束守ってもらうぞ』
あー、そういえばリビアと対決する約束をしてたね。特にやる事も無いし別にいいかな
リバーシア
『今は大丈夫だよ。広い所に行こうか』
イークワルの拠点の外、何も無い広い場所まで来ると、リビアはバキバキと腕を鳴らしてる
リビア
『手前、スクエアローグの力も使えよ。堂々と勝負だ』
リバーシア
『リビアの能力は堂々とは言わないと・・・』
リビア
『手前、何か言ったか?』
リバーシア
『いや、何も・・・』
何か反対は受け付けないって感じだったよ
リビア
『それじゃあ、行くぜ?』
リビアは細長い金属の棒を取り出した。明らかに武器としては使えないけど、気分的に必要らしい
リバーシア
『わかりました。僕も負けるつもりはありませんから』
リビア
『そうこねえとな!火魔法×3、操作(繰炎奏者狼式)×3』
リビアは3つの小さな火の玉を作ると、棒を振りその火を狼の姿に変える
炎の狼は僕に向かって突進してくる
リバーシア
『体技』
瞬間移動をしながら炎の狼を切って散らして行く
リビア
『本番はここからだ!操作(繰炎奏者)』
リビアはかぶっていた帽子を取ると、その帽子の中に散らされた炎を集めていく、だけど今が大きな隙だ
リバーシア
『体技体技』
一気にリビアに接近して斬りつけるけど、予測してたのかかわされて、一気に離れていく
リビア
『相変わらず読みやすいんだよ。操作(繰炎奏者烏式)×6』
リビアは帽子に棒を当てると、帽子の中から六匹の炎でできた鳥が出てきて襲いかかってくる
リバーシア
『体技剣技』
残像を作ってかわしながら、衝撃波を飛ばして攻撃するけど、飛んでる相手には当てにくい
リビア
『操作(繰炎奏者潜式)』
リビアは帽子から炎の玉を呼び出すと、地面の中に潜らせた。炎の相手してたらダメだ、操作術士を攻めないと
リバーシア
『体技』
一気にリビアに接近する
リビア
『手前の行動は読んでんだよ!操作(繰炎奏者縛式)』
僕の上を飛んでいる炎の鳥は形を変えて檻のようになって降ってきた。地面からは炎の柱が立ち上ってリビアに向かって直進できない
だけど、僕も読んでるんだよ!
リバーシア
『不意撃て!』
スクエアローグの剣先がリビアの首もとまで伸びていくのと同時に炎の檻が落ちてきた
リビア
『手前、俺の攻撃を目くらましにつかいやがって。操作(繰炎奏者)』
炎の檻をリビアは帽子の中にしまう。いつも思うけど、その帽子なにで出来てるの?
僕のスピードステップは直進にしか瞬間移動ができない、だから基本的にリズムステップと併合して相手の後ろをとってる訳だけど、リビアはスピードステップ対策に僕との間に炎の柱を出した訳だけど、それをしたから僕が剣先を伸ばしたのも気がつかなくて避けられなかった
スクエアローグの能力は変化すること、基本的に剣先を伸ばしたりするけど、曲げたりもできる、そのかわり直角にだけだけど
リバーシア
『引き分けみたいですね』
リビア
『ナータが居ねえと決め手に欠けるんだよ』
リビアもナータもあまり大技は使えないから1人だと決め手に欠けるんだよね
リバーシア
『そういえば、その帽子何でできてるの?』
リビア
『手前の気にする事じゃねえよ。何でもいいだろ』
まあ、知ったからどうとか無いけど
ストーム
『おーい、おまえら今度なところに居たのかよ』
リビア
『手前、誰だ?』
えーと、スー・・・?
リバーシア
『スカート?』
これだとナータと同レベルだよ
リビア
『ナータはストーカって言ってただろ?』
リバーシア
『多分それは違うよ』
ストーム
『俺はストームだ!』
そういえばそうだっけ?トランスが言ってた気がする
リビア
『こんな奴俺は知らねえよ。ストーカで充分だろ、大差ねえし』
ストーム
『この野郎!あまり俺をバカにするとブスッとやるぜ!』
リビア
『手前程度の奴に俺がやられると思ってんのか?』
ストーム
『俺が負けると思ってるのか?グサリと突き刺してやる』
リビア
『手前なんか、ナータが居なくても充分だ!』
何か凄く空気が悪いけど・・・ストーム(仮)は用があったんじゃないかな?僕は知らないよ?