焦燥心と病
拠点に戻ってくると
トランス
『クロリアが倒れた』
急いで姉さんの元に向かわないと!やっぱり反存在のせい・・・?
クロリア
『リバーシア・・・戻って来たんだ』
リバーシア
『姉さん!大丈夫!?』
クロリア
『私はまだ大丈夫よ。反存在が半生半死みたいな状態なのよねぇ』
リバーシア
『姉さん・・・』
クロリア
『リバーシア、心配しなくても大丈夫よ。これはわかっていた事でしょ?』
リバーシア
『わかってたけど・・・でも!』
クロリア
『いざと言う時の為に、スクエアローグの呪いは・・・』
・・・
姉さんの事は心配だけど、きっと姉さんならなんとかする筈。きっとそうだよね!
僕はルドルフの所に行って報告しないといけない、あの美和とか言ってた人について
ルドルフ
『へぇ、なかなか厄介そうな奴だぜぇ』
リバーシア
『僕のスクエアローグも折るぐらいだよ。しかも能力を吸収するみたい』
あの剣の本質まではコピー出来なかったみたいだけど、それでも厄介だよ
ルドルフ
『最悪、俺が動く事にするぜぇ』
ルドルフさんが動くなら大丈夫だとは思うけど
リバーシア
『多分、犯人に近づくと妙な匂いがするから、それで場所の確認はできると思う』
ルドルフ
『ハイハイ、わかったぜぇ』
ルドルフさんは興味なさげに手を振ってる、大丈夫かなこの人・・・。
リビア
『手前!こんなところにいたのか!』
リバーシア
『どうしたの?』
何でかリビアが走ってきた。何か用事があったっけ?
リビア
『トラメルと知らない奴が喧嘩してるんだよ』
うわー、何か身に覚えがありすぎて困る・・・。
そして、近くで声がする
ラバース
『こんな所で油売って無いでさっさと来なさい!まさかこんな所に居るとは思わなかったわ』
トラメル
『俺だってこんな事になるとは思わなかったんだよ』
ラバース
『とにかく、問題は無さそうで良かったわ』
トラメル
『なんだよ?心配してくれてたのか?』
ラバース
『別に心配なんかしてないわよ!さっさと来なさい!』
トラメル
『わかったよ』
そして、このうるさい二人は目の前を通り過ぎて去って行った
リバーシア
『・・・どうするの?』
リビア
『さわらぬ神に祟り無しじゃね?手前はあれらに関わりたいか?』
リバーシア
『そもそも関わる隙間が無い気がするよ』
何だかんだで仲がいいのかな?
リビア
『これからどうするんだ?手前は白衣の奴を追いかけるのか?』
リバーシア
『いや、僕はこのへんで引いとくよ』
リビア
『そうかよ、今度手合わせ願えねえか?最近体がなまってる気がするんだよ』
リバーシア
『体を動かすには良いかも知れないね、僕はかまわないよ』
最近リビアはあまり外に出てないからね
リビア
『それじゃあ後でな』
僕も気分転換したいな、姉さんならきっと大丈夫。今までだってなんとかしてきたんだから




