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帰還回と疑

ハール

『殺さずの殺戮調和術士アルメニア・・・何で君がこんな所に居るの?』


誰に問いかけた訳でも無いが。(異端の操作術士)は呟いた・・・



・・・



美和

『これはいったいどういう事かしらぁ?』


美和さんの腕が消滅してる。例え僕が固定化の呪いを受けてるとしても虚族には変わらない。

反物質で創られた僕の腕は物質と共に消滅する


アルメニア

『物質と反物質の消滅ですね・・・世界の修正力はここでも・・・』


何かアルメニアさんがボソボソと言ってる。僕は失った腕を反物質創造の力で治していく


美和

『反物質ですってぇ?それならぁ、質量エネルギーはどこに行ったのかしらぁ?』


質量エネルギー?いったい何の話をしてるんだろ?


アルメニア

『どちらにしても、いまここで貴女を処分する事に違いはありません』


美和

『あらぁ?それは困るわぁ』


アルメニア

『今度こそ終わりです。調和術(国杜の城壁)調和術(国杜の防人)調和術(国杜の狐火)調和術(国杜の茨服)』


またあの調和術のコンボだ。本来調和術は世界の理を利用する力らしくて、複重する事は無い筈なんだけどね


美和

『あらぁ?私に同じ事は効かないわよぉ?』


本当だ!何の変化も無い、調和術は発動してるのに


アルメニア

『貴女の魔力が消えている・・・何をしたのです?』


美和

『人間は生物としての進化能力が薄れてしまったのぉ、それを取り戻しただけよぉ?』


途端に調和術の力が薄れてる・・・?違う、あの人は力を吸収してる・・・


アルメニア

『私の調和術が・・・!』


アルメニアさんは驚いてる。僕もどうにかしないと!


リバーシア

体技スピードステップ


一気に近づいて心臓を剣で突き刺す


美和

『無駄よぉ?』


そんな!?心臓を突き刺した筈なのに!?

反撃を受けないように一気に後ろに下がる、貫いた筈の傷は既に塞がってる・・・


リバーシア

『もしかして・・・黒族ですか?』


美和

『うーん?私はぁ、黒族じゃないわよぉ?ただ、不死身の人間は食べたけどねぇ?』


不死身の人間を食べた!?もしかして・・・


リバーシア

『黒族が居なくなったのは、あなたが犯人ですか!?』


よく考えてみれば、この嫌悪感のする匂いは、あの白い布の匂いと殆ど同じ。しかも、着ている服は白い


アルメニア

『今更ですか?大体推測はできた筈です』


リバーシア

『・・・うん』


本当にそれくらい何で思いつかなかったんだろ・・・


アルメニア

『そんな訳で、尚更逃がす訳にいきません』


美和

『残念ねぇ、私は逃げるわよぉ?』


すると、今度はその背中から羽族の翼が!?


リバーシア

『逃がさない!邪剣スクエアローグ!』


邪剣スクエアローグを地面に叩きつけ、剣先を地面に向ける


美和

『何をするつもりかしらぁ?』


リバーシア

『不意撃て!』


スクエアローグの刃は伸びて地面に突き刺さる。そして、地面から白服を貫こうと伸びる

地中で二回、直角に曲がった剣先は地中から敵を狙う、邪剣の力の一つ


美和

『だからぁ、そんな事しても無駄なのよぉ?』


バキッ!


スクエアローグが・・・素手で折られた!?そのまま折った刃物を飲み込むんで・・・指先をアルメニアさんに向ける


アルメニア

『何をするつもりだ』


美和

『これが、進化の力よぉ?』


その指先は刃物に変化すると、そのまま伸びてアルメニアさんの足を貫いた・・・あれはスクエアローグの力?


リバーシア

『アルメニアさん!大丈夫ですか!』


アルメニア

『それより犯人は・・・?』


周りを見渡す・・・もう居ない。


アルメニア

『逃げてしまったみたいですね。私は傷を癒やす為に帰ります』


僕も拠点に戻って報告しないとだね・・・

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