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探索回と知

黒族を殺した犯人探しをしてる。そう簡単に見つかるものじゃないと思うけど、探さないといけないからね


とは言っても、草原ばかりで何も無いし違う場所に移動しないとかも


ん?誰か転移してくるな、鏡面みたいに空間が歪むと誰かが鏡を使ってここに来るって事だからね


???

『うーん、ここにはわんこが一匹居るだけみたいだね』


わんこだって!?


????

『犬なんて、どこにいるの?』


???

『あそこで突っ立てる奴、あれは半分わんこだよ』


魔法使いな姿をした人は何かわんこって連呼してるし、剣士みたいな人はふーんって、納得しないでよ・・・


リバーシア

『すみませんが、犬になった覚えはありませんよ・・・』


???

『だってウルフ族でしょ?一緒だよ』


ていうか、何でこの人はウルフ族って気づいたんだろ?


????

『なあ、どうして分かるんだ?』


???

『魔力の動きと、勘かな?』


勘って・・・凄く適当な・・・


リバーシア

『イークワルのリバーシアです。二人は誰ですか』


???

『私は謎なのです』


ドレイク

『僕はデュロン・ドレイクだよ』


リバーシア

『えーと?ドレイクさんと・・・謎?』


???

『気に入らないから炭にしてもいいよね?』


リバーシア

『何で!?』


本当に意味が分からないよ!この魔力使いは気難しい?のかな・・・


アーク

『私はプロテクトのセイ・アークだよ。黒族が殺された事件について探してるの』


ドレイク

『まあ、手がかりは犯人の服の切れ端しか無いんだよ』


リバーシア

『犯人の服の切れ端ですか?』


そんな物があっても手がかりになるか分からないよ


アーク

『襲われた黒族は抵抗した際に犯人の服を破いたんじゃないかな?あの布はよく分からない材質だったし』


よくわからない材質?


ドレイク

『パラレルワールドで言う所の化学繊維だと思うけどね。普通に考えたら犯人はミラーワールドの人じゃないよ』


パラレルワールド?ミラーワールドの人じゃない?化学繊維?何かよくわからないけど、プロテクトの方は色々つかんでるみたい


リバーシア

『犯人の追跡頑張ってください』


アーク

『えっ?追跡は犬の役目でしょ?』


リバーシア

『だから、犬じゃないです!』


人を犬呼ばわりするなんて、酷いですよ!


アーク

『ほら、これを使いなー』


アークさんは白い布を渡してきたけど・・・


リバーシア

『凄く嫌悪感のする匂いが・・・』


この布、凄く不自然な匂いがするんですけど・・・


アーク

『よし、その匂いを辿れ!』


リバーシア

『だから犬じゃないんですよ!』


確かに半分狼なので嗅覚は他の人より優れてますが!


ドレイク

『警察犬みたいな事か!』


剣士みたいな姿をした人は水のようになって溶けた・・・!?


リバーシア

『人が溶けた!?』


アーク

『犬は静かにしてて』


人が溶けたのになに落ち着いてるんですか!?


ドレイク

『別に問題ないから気にしないで』


溶けて水になったドレイクさんは、犬の形になると、そのまま犬になった!?


アーク

『ドレイクは自分の姿を自由に変えられるんだよー』


アークさんは僕から白い布を取り上げると、それを犬になったドレイクさんの所に持って行った


ドレイク

『僕が変えられるのは姿だけで、別に嗅覚が良くなったりはしないよ』


意味無いじゃん!何の為に変身したの!?


アーク

『それなら仕方ないねー』


もう一度、アークさんは僕に白い布を渡して


リバーシア

『あの、これをどうしろと・・・』


アーク

『後は任せた』


アークさんは犬になったドレイクさんに跨り、そのまま凄い速さで風のように居なくなった・・・

もしかして・・・全部押し付けられた?

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