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邂逅回と行

ギランダ

『おーい、リバーシア。大丈夫か?』


ギランダが呼んでる?いったい何をしてたんだっけ?


起き上がると周りにギランダ、デューン、トランス、・・・テル


リバーシア

『お前か!?』


テル

『リバーシアが気絶したのは自業自得でしょ?』


リバーシア

『そうなの?』


気絶した瞬間の事が思い出せないよ。とりあえず、地面に刺さった邪剣スクエアローグを引き抜く


ギランダ

『別に俺はお前が容疑者なんて思ってねえよ。ただ、リバーシアがどれくらい強くなったか知りたかっただけだ。にしても、何で虚壁とか虚撃を使わなかったんだ?』


テル

『えっ!?この人容疑者じゃなかったの!?』


テルの事は無かった事にしよっと。虚撃は使いすぎると精神がやられる禁忌だし、虚壁は制御する為に魔力が必要なんだけど・・・僕には魔力が無いんだよ。そもそも虚族と神族は魔力なんて持ってなくて、限られた一部の人、テルトスとかしか持ってない。僕は姉さんに固定化の呪いで虚族の欠点(触れた物質を消滅させる)を解消、吸収の呪いで魔力を吸収できるようにしてるんだけど・・・。この吸収の呪いがくせ者で、虚壁を使って魔力を消費すると、その分を補う為に急激に吸収しようとする、その際に激しい痛みを伴うんだよ。

だけどそれにも理由があって、どんなに固定化の呪いをかけても虚族には変わらない。だから、食物を体に取り込む事ができない。そんな事をすれば体内が消滅するだけだからね。栄養を摂取できないから、魔力で辛うじて生きてる。だから、魔力を消費すると痛みを伴ってでも吸収しようとするんだよ


リバーシア

『呪いのせいだよ』


ギランダ

『お前の背中に刻まれてた、あの何とも禍々しい文字か』


本来呪術は物に文字を刻んで、負の感情によって持ち主に悪影響を及ぼすみたいなものなんだ。位置は他-、呪いを刻んだ物に頼ってるからね。ただ-の位置だから使いすぎるとこれも精神がおかしくなるけど

姉さんは物じゃなくて、自分自身と僕に呪いを刻んだ。姉さんは左腕に呪印があるよ


リバーシア

『禍々しいとか言わないでよ。あれが無いと生きられないんだから』


ギランダ

『わかったよ。そんな事より、黒族が消えた事件について追わないとなんだよね。一応プロテクトだから』


一応ねー、そうなるか


テル

『それじゃあ、リバーシアも来てよ』


リバーシア

『何で僕も行かないとなの?』


テル

『だって、ギランダと仲がいいみたいだし』


ギランダ

『リバーシアも来いよ!俺は歓迎するぜ!』


リバーシア

『僕は行く気ないよ』


絶対にこの二人とは居たくない。どうなるかわからない


デューン

『・・・リバーシア』


助けを求めるような目で見ないでよ!悪いけど、本当に無理だから!


リバーシア

体技スピードステップ


一目散に逃げる!


ギランダ

『おお!あいつ物凄いスピードで逃げ出したぜ!』


テル

『別に逃げなくてもいいじゃん』


デューン

『僕も逃げていいかな・・・』


ギランダ

『何か言ったか?』


デューン

『何でもない・・・』


トランス

『リバーシア!ルドルフには伝えておくから、早めに帰ってこいよ!』


行き先なんてわからないけど、とりあえず今は逃げる!

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