恐怖心と剣
トランス
『それにしても、近くに妙な気配を感じる。リバーシアはどう思う?』
リバーシア
『誰か近づいてくる』
足音が聞こえる。だんだん近づいて・・・
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『何だ?リバーシアとトランスじゃないか』
リバーシア
『体技』
ドゴッ!
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『うぐっ!?てめえ!何しやがる!??』
何かよくわからないイケメンを殴っただけだよ?
トランス
『ああ・・・、残念なイケメンだったよ』
リバーシア
『いったい誰ですか?』
全くわからないよ。誰だっけ?
もう一人、このイケメンの後ろでナータが手を振ってる
ナータ
『確かこの人、ストーカーよ!』
ストーム
『ストーカーじゃねえよ!?俺はサザン・ストームだ!ていうか、最初の二文字しか合ってねえよ!』
何か物凄い怒ってるストーム(推定)こんな人居たっけ?
トランス
『ストーまで合ってるよ。ストーまで合ってる』
リバーシア
『詳しくは三文字だね』
ナータ
『大した違いなんて無いわよ?』
ストームは怒りでブルブルと震えてる、ヤバいかも
ストーム
『てめえら!グサリと殺るぜ!?』
トランス
『強化』
ドゴーン!
トランスは身体強化をすると拳圧でストームをぶっ飛ばし、レンガに頭をぶつけて気絶した。このレンガ迷路は凶器みたい
リバーシア
『いいの?これ』
トランス
『これだから残念なイケメンなんだよ。顔だけで、カッコ悪い』
リバーシア
『そうじゃなくて』
ここに気絶してるストームをどうするのかって事なんだけど・・・
ナータ
『ストーカーは滅びて平和になった。それでいいわよ』
終始ストーカー扱いなんだ・・・
トランス
『これには幻狼なんて大層な呼び名はいらないよ』
ん?何か近くで音が・・・
ドガーン!
目の前のレンガの壁が粉砕された!?壊れた壁の先には、体長より大きな剣を持った羽族の女性とよくわからない武器を持った魔族の女性とテール。
何でギランダが居るの・・・この三人がレンガの壁を破壊したみたい
そして、崩れたレンガに埋もれたストームは、ナータに引きずられて避難?した。文字通りズルズルとね
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『僕やりすぎだと思うよ。テル聞いてるの?』
テル
『うるさいわよ。デューンは黙ってて』
デューン
『でも・・・』
ギランダ
『派手な方がいいじゃないか。俺ならもっと派手に爆破してやるよ』
テル
『ギランダはもう少し派手の方がよかった?』
ギランダ
『俺はどうでもいいよ』
デューン
『もう僕この二人の相手やだ・・・』
デューンだったんだ、同意はするよ。
僕も関わりたくない
テル
『そんな訳で、容疑者リバーシア!勝負よ!』
何で!?




