休息回と見
拠点にたどり着いてから結構たったけど、大方平和だったよ。ドルが拠点の一部を爆破したり、カインが更に変な補修をしたり、トラメルがカラクトに挑んで両者ボロボロになってたり・・・。いや、あんまり平和じゃないかも知れない
リバーシア
『どうにもならないよなー・・・』
本当にイークワルはまとまりが無いよ。みんな好き勝手なんだから
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『ボクからしたらどうにもならないと思うよ。まあ、ボクのキニスルコトデモナイケドネ』
リバーシア
『誰っ!??』
椅子に座ってノンビリしてたら、急に後ろから声が!?
後ろには羽族が居たんだけど・・・ビックリさせないでよ
クローズ
『ボクはアローンクローズ(一人で閉じる)。キミのキニスルコトデモナイケドネ』
何で途中でカタコトになるの?
この羽族は頭の上に光る輪っかが浮いてて天使みたい
リバーシア
『何しに来た?』
クローズ
『ボクの知ってる事は殆ど無いよ。キミがシルコトデモナイケドネ』
よくわかんない、このアローンクローズとか名乗る羽族は終始笑顔だけど、上手く感情が読み取れないよ
リバーシア
『何がしたいんだ?』
クローズ
『盤の上に定められただけの事かも知れないけどね。キミにキョウミガアッタダケサ』
僕に興味?初めて会った筈だけど
リバーシア
『お前の事を知らないが?』
クローズ
『だって、ボクの本来の仕事は情報収集だもん。ボクはミツカッチャッタラダメナノ』
何の情報収集?見つかったらダメって、今見つけてるんだけど
リバーシア
『何の情報収集・・・』
クローズ
『そろそろ行かないと、バイバーイ』
聞こうと思ったら飛んでどっかに行っちゃった。
いったいなんだったんだろ?
椅子から立ち上がってレンガの迷路と化してる(殆どカインのせい)拠点内を走る
少し走ると、レンガブロックに座るドル、カイン、トラメルを見つけた
ドル
『リバーシアさん。おめえどうしたんだ?』
赤いバンダナを縛り直しながら聞いてくる
リバーシア
『ここにアローンクローズとか言う変な羽族を見かけなかったか?』
ドル
『知らねえな』
トラメル
『知らないよ』
カイン
『知らないね』
やっぱり知らないんだ。後でルドルフにでも聞いとこ
リバーシア
『ところで、こんな所で何をしている?』
カイン
『俺な、拠点を新しく改築しようと思ったんだよ』
ドル
『派手に爆撃砲でも作ろうじゃねえか!』
トラメル
『面白そうだから手伝うんだよ!』
もっと何かやるつもりなんだ・・・。ただでさえ迷路みたいになってるのに
リバーシア
『・・・あまりやり過ぎるなよ』
あんまり信用できないけど。ドルとカインはとっくに人の話を聞かないでなんか計画をたててるし・・・
トランス
『これ以上どうするつもりなんだよ。私には何が面白いのかわからない』
呆れた表情の三毛猫・・・じゃなくてペル・トランスが歩いてきた
トラメル
『クロリアさんは黒猫だったけど、この人は三毛なんだ!』
不用意にトランスに近寄るトラメル、多分怒られるよ?
トランス
『これ以上近寄るな!』
トラメル
『えっ?何で?』
それでも近寄ろうとするトラメルに制裁!
リバーシア
『体技』
高速移動ののちトラメルを蹴り飛ばす。あまりトランスを困らせたく無いんだよ。
トラメルはレンガに頭をぶつけて呻いてる
リバーシア
『トランスは近くの者の心を読み取る。その際に苦痛を感じる為、近寄るな』
トランス
『リバーシアの本心も読み取れるから、演技の意味も無いね』
それを言わないでよ・・・。僕はこれでもカッコいい剣士を目指してるんだからさ
トランス
『リバーシアは背は高いけど、顔がカッコいいとはかけ離れてるから無理。ルドルフのような厳つい顔とか、ドルみたいに男らしい顔なら良かったのにね』
リバーシア
『読心できる距離じゃないよね!?』
トランスとは結構離れてるから読心できる筈はないんだけど・・・
トランス
『つまり、図星って事か』
リバーシア
『うぐっ!』
そう来るの!?
トランス
『性格は兎も角、妙にイケメンなストームとか。私だって、男に見られるぐらいはイケメンだよ』
リバーシア
『もうわかったから・・・』
ストームが誰か忘れちゃったけど、トランスは凄くカッコいい。なんか自信無くなってきた・・・
トランス
『大丈夫。リバーシアは可愛いから』
リバーシア
『良くないよ!』
高らかに笑うトランス。それにしても、猫になってもカッコいいってどういう事なの?意味がわからないよ・・・
あの三人はもうどっかに行っちゃったし・・・
・・・拠点の外
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『お前数年前とは変わったよな』
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『当たり前だって。いつまでも足を引っ張る訳にいかないからね』
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『その意気だ!』
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『私はブレイクの思いを無駄にしたくないから』