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プロローグ

32番目の物語:別の作品の「幸福の定義」といずれリンクします。

主題1:歴史


世界は、繰り返す。

幾度となく繰り返し、そして、踊り手である命達に問いかける。


「これが、汝らの答えか」---と。



そして同時に、繰り返された世界は歴史と名を変え、命達を責めたてる。



「本当に、これが望まれた結末なのか」---と。





・・・・・・世界は、繰り返す。歴史という過去を、未来という場所で。



----命は、繰り返す。後悔という名の罪を、未来という過去において。





それが、たまらなく嫌で、世界はーーー命達に問いかける。




「これでいいのかーーー?」と。



久遠の楽園:歴史1-セントラル(旧世界)とコクーン(新世界)-



 腐敗と権力により支配された旧世界は、いくらかの罪と死を伴った革新の元に再生した。


 ここで示される旧世界とは、魔法の秘匿性が血族主義とあいまって生み出された一元性の封建社会である。この閉鎖社会においては、魔法を所有する一族が多くの権力を行使、または運営することで、順当なる衰退世界を形成していた。



 また、当時の世界では、魔法は秘匿されるものであったため、魔法の生み出す恩恵が一般社会に還元されることはなかった。それどころか、魔法の秘匿性が権力の一極化に結びついたため、衰退世界の末期においては、「魔法とは、魔法使いにより認定を受けた技術」という定義づけが成される始末であった。これにより、「魔法使い」の学位授与には「血族の承認制度」が取り入れられ、加速度的に世界の技術レベルは退行・衰退したとされる。



 さて、現在の新世界コクーンにおいては想像することさえ困難な上記の現状が一新されたのは僅か200年前である。当時、これらの現状を良しとしなかった三人の魔法使いが腐敗の根源である「院」を制圧、解体することでコクーンが開拓されるきっかけを作ったとされる。



 ただし、虚実無根の魔法使い達が運営する組織とはいえ、まがいなりにも、彼らは魔法使いの末裔でも会った。そのため、たった三人の革命家による革新は順風満帆とはならずーーー











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