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私と約束を置き去りにして君は飛び立つ。
はっはっは(笑)
雅人は鳥になりましt((嘘です(笑)
目に入ってきた景色は真っ白の天井だった。
「...ここは...。」
「保健室よ、山岸さん。」
保健室の先生が横から声をかける。
「熱中症でね、倒れてるところを
ある男の子が助けてくれたのよ。」
ある男の子...?
ふと疑問に思う。
あの周りに人なんていただろうか?
...いなかったはず。
『ごめん...。
置いていってごめん...。紗奈、大好きだったよ...。』
そんな言葉が脳裏に浮かぶ。
あの声は...雅人?
雅人の声がした...。
「すいません。それは深津雅人くんですか?」
「...いえ、違うわ。違う学校の男の子よ。」
「そうですか...。」
ただ声が似ているだけだったのかな...?
雅人はどこに行っちゃったのかな...。
ねぇ、雅人は一体どこにいるの?
昨日まで笑っていた雅人は
いなくなっちゃったの?
また連れて行ってくれるんでしょ?
そばにいてくれるんでしょ?
来年もっていったじゃん...。
なのに私を置いていっちゃうんだね。
私と共に約束も
置いていっちゃうのかな。
ねぇ雅人...。
過去編疲れるねー・・・。