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星空の約束  作者: 遊生
1 思い出は色褪せないまま残る。
5/19

愛しい君の心の中に触れられない。

遅くなりましたっ!


甘さ要素を詰めてみました(笑)









「そろそろ行こうか。」


「うん。」




雅人が声をかけたのは夜空の流星群を見つめて

30分ほど過ぎた頃だった。



「あ、のさ...。」


「ん?なぁに?」



雅人は言いづらそうに口を噤む。



「写真、をさ、撮りたいんだけど...。」


「いいよ?」



雅人にこんなこと言われたのは

初めてだったので快く承諾する。



「じゃ写メで。」


「おっけー♪」



「3.2.1...。」



パシャっと携帯が音を鳴らす。




あ...すごく珍しい...。




「何さ...?///」


「雅人が照れてる...。」


「っ...///だ、だめなの?」


「いや、可愛いなって♪」



雅人は顔が整っていて

かっこいいからなぁー・・・。


なんで私が付き合えたのかも

不思議なくらいだし。



うーん...。



私が頭に疑問符を浮かばせている間に

唇にあたたかいものが触れる。



「ま、雅人?」


「もう一回...。」



何回もの優しいキスが降ってくる。



「好き...大好き...紗奈...。」



雅人は抱きしめながら

か細く囁く。



「私も雅人が好きだよ...。」



夜空の下で"好き"の言葉を伝えあう。



「今日は楽しかった?」


「うん。特に夜空♪すごく綺麗だった...。

また来年も来たいな。」


「そっか。じゃあまた連れてってあげるよ。」


「ほんと?」


「ほんと。じゃ帰ろうか。」


「うん♪」



私は無邪気に笑みを零した。


ただ純粋に雅人と約束出来たことが

嬉しかった。


嬉しかったよ。すごく...すっごく...。







私達は帰りもまた手を繋ぐ。




帰りはただ

たわいのない話をして笑ってた。




私は話しながら幸せそうに笑ってたんだ...。




「じゃばいばい。」




私は雅人に手を振る。




「...ん。ばいばい。」




私は家に入ろうとした瞬間

雅人に呼び止められる。



「紗奈!!」


「雅人?」


「俺のこと...好き?」


「...?好きだよ?それがどうしたの?」


「そっか。じゃあばいばいっ!」


「うん?ばいばーい。」



何が言いたかったんだろう?



ずっと悩んでた。



今でもその真理はわからない。




教えてほしかった...。



雅人は何が言いたかったの?















そろそろ過去編終了ですかね??



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