2/19
過去の想いは切り裂けない。
遅くなりましたっ
「明日から高校2年かー・・・。」
私は桜散る中1人で
ぼそりとつぶやいた。
今は春休み。
もう高校1年は終わり
次の学年に移るというのに
なんで...
こんなにも雅人を
探し求めているのかな...。
雅人は一体
何で私の前から
姿を消したの...??
あの時...
声をかけていたら
何か変わっていたのかな...?
―――――中学2年、夏。
帰り道
私は雅人を呼び止めた。
「雅人ー!!」
「ん?どうした、紗奈。」
「今日花火あるんだって!!」
「ふーん...行きたいの?」
雅人は
にこにこ笑っている。
「意地悪...///」
「ふふ♪俺にとっては褒め言葉だし。
で?どうなの?行きたいの?」
「当たり前じゃん!!
行きたいよ。」
「おっけー♪
じゃあ午後7時に待ち合わせね。」
「わかった!!
じゃあね♪」
そういって別れた私達。
私はワクワクした気持ちを
隠しきれずに
頬が緩んでしまう。
「えへへ...///」
こんなにも
楽しみなのは雅人とだったから。
でもあれは
何かおこる予兆だったのかな。
ねぇ...雅人?
なんかよくわからないことに
なっていたらすみませんっ(((汗