表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

地名・用語解説

◆地名


中原(ちゅうげん)(読みは「ヂョンユェン」「なかつはら」も可)

この世界のこと。ユーラシア大陸から中国と朝鮮半島だけ切り取って日本列島を添えたようなイメージ。

他にも大陸があってそっちはインドっぽかったりヨーロッパっぽかったりするかもしれないが、航海技術が未発達なのでほぼ交流はない。

もともとは鬼人国含めていくつかの小国が乱立していたが、今は人間の国が半分くらい鬼人帝国に呑まれている。残った半分もいつ侵略されるか怯えたり朝貢して保身したりしている。


(ロン)

滅ぼされた人間の国のひとつ。主人公の故郷で、十三年前に侵略された。

現在は鬼人によって占拠・支配されている。




◆用語



*鬼人

人に近い姿をしているが人ならざる者たち。


・外見

額に左右一対の角を持つ。かつては一本角の一族もいたが、内輪の争いに負けて海の向こう=この世界における日本にあたる地へ去った。

赤、青、黒、白、緑、黄色といった肌の色によって種族が分かれている。

白や黄色は角が見えなければ普通の人間と区別がつかないこともあるが、黒を始めとする「濃色」の者は肌色が派手なので一発でわかる。

あと平均して体格は人間より優れていることが多い(男性なら身長が三メートル程度に達することもある)。


・社会

色によって位が定められる階級制度がある。色が濃いものほど上位とされる。

ざっくり黒が最上位の王族、赤は上級貴族、青は下級貴族、緑と黄は平民(緑のほうが上)、白は奴隷。

かつては小さな王国で比較的つましく暮らしていたが、玄陽(シュェンヤン)によって人間の住む土地を侵略し、急速に規模を拡大して帝国となった。


・能力

体格に見合った身体能力。つまりシンプルにデカい奴は腕力が強い。

また人間にはない「妖力」なる神秘の力を持っており、個体によって念動力や炎を生み出したり、(まじない)を使ってより複雑な超常現象を起こしたりする。

妖力の源は角で、折れたり欠けたりすると力を失う。二本とも折れた場合は命を落とす。

その代わりそれ以外の要因ではほとんど死なないくらい頑丈で、手足どころか首が断たれても平然と生きられる。なお痛みは人間と同じように感じるし、損傷の程度がものすごく大きければショックで気絶くらいはする。




蘭氏(らんし)

人間の妖術師。

普通の人間は妖力を持たないため術が使えないが、鬼を殺して角を奪い、擂り潰して生薬とした「鬼角粉」を煎じて飲むことで力を得ている。

つまり鬼人を殺すエキスパート。薬師を兼ねているため薬草にも詳しい。


いってしまえば「鬼人の身体の一部を口に入れている」ので穢れを負っているとされ、一般人からは忌み嫌われている。場所によっては町を歩いているだけで石を投げられるほど(一般人の中には蘭氏の姿を見るだけで穢れが移ると考える人もいる)。

そのため森の奥など人気のない場所に庵を編んで暮らすことが多い。

穢れをむやみに広めないため、いくつかの深山の奥深くにある蘭泉(らんせん)と呼ばれる専用の水場でしか身を清めてはならないという掟がある。よって基本的に極めて不衛生なので見た目でそれとわかる(単なる貧民の浮浪者が間違われて石投げられるケースもありそう……)。


極めて限られた場所にのみ、蘭氏だけを相手にする専門の娼婦がいる。だいたい病気や怪我などで長く働けなくなった娼婦が最後に務める最低の仕事とされている。

鬼角粉を口にした天罰によって普通の人間とは子が生せないとされている。なので世襲はせず、必ず孤児を後継者とする。

『蘭氏』の称は始祖の名に由来しているらしい。上述の理由からすべて孤児の集まりなので血縁はないが、蘭氏同士では初対面でも互いを家族として扱う。



>>>なんか生えたらまた追加します<<<

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ