表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「荷物運びすらろくに出来ない君はクビだ」と冷酷な女リーダーからパーティを追放された俺、その後魔導士としての超絶な才能を開花させた一方で、彼女達のパーティは指名手配されていたのでお返しに壊滅させてやった

作者:丸磨るぱ
【日間総合ランキング24位に乗れました!ありがとうございますっ!】

「ロイ、荷物運びすらろくに出来ない君はクビだ」

 ある日突然、俺が所属しているパーティのリーダーである女騎士クロナに冷たく言われた言葉がそれだった。

 かけだし冒険者である俺は、クロナさんに憧れて彼女のパーティに入りたいと志願した。なんとかしぶしぶ入れてもらえたので、俺は雑用だろうが一生懸命にやったし、鍛錬も積んだ。
 しかし、彼女の「天眼」という才能看破のスキルを以しても、何一つ俺の取り柄が発見されることは無かったのだ。

 そうして成長の見込みがなく、なんの役にも立たないと判断された俺はとうとうその日、パーティを追放されることになった。

 あれだけ尊敬していたパーティのメンバーには殴られ罵倒された。憧れのクロナさんにも腹を蹴られた挙句、硬く大きな本を投げつけられて「こいつは全く読めないゴミ同然の本だ。こいつと共に消えろ、二度と私の前に顔を見せるな」と冷たい言葉を浴びせられた。
 途方も無い悲しさと悔しさ、そして痛さに咽び泣きながらも、俺はどうすることも出来ず別の国まで強制的にワープさせられてしまう。

 そうして全てを失ったはずの俺だったが――なんとクロナさんがゴミと言ってぶつけて来た本が俺には読めることが判明。
 それは超貴重な魔法書であり、すらすらと読み終えた俺はそこに書かれている超強力な魔法をあっという間に習得。

 一年後、俺は追放された国で超一流の魔法使いとして凄腕のソロ冒険者になっていた。周囲の冒険者からも賞賛の声を浴びせられる中、それでもクロナさん達から受けた心の傷は未だに癒えることは無い。
 そんなある日、彼女達のパーティが違法薬物密売の罪で指名手配されていることを知る。

 きっとこの心の痛みは、彼女達に復讐しなければ消えることはないのだろう。

 そう思った俺は意を決して、再び追放された国へと赴いた。

 ――手に入れた最強の力で、酷い仕打ちをしたクロナさんに「お返し」をし、そのパーティを壊滅させるために。

 □■□

 短編小説です! 完結してます! 初めて「パーティ追放物」「ざまぁ」を書いてみました! 読んでもらえるととても嬉しいです┏〇ペコリ

※カクヨムさんにも掲載しています!
1.パーティ追放
2023/02/26 19:10
2.成り上がり
2023/02/26 19:39
3.復讐
2023/02/26 20:10
4.真相:復讐直前
2023/02/26 20:40
5.真相:復讐前日
2023/02/26 21:10
6.パーティ壊滅(終)
2023/02/26 21:40
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ