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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

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良かったら、読んでいって下さい。





ブラックハートはキモクサマンを見下ろし、手を振り上げる。この者の命を終わらせる為に。


「キモクサマン、貴様の事を良きライバルだったと認めよう。死ね!」


次の瞬間、ブラックハートはビクッとなり、その手を止める。キモクサマンの身体の異変に気付く。そして、怪人は恐怖を感じ、飛び退く様に後退する。


仰向けになっているキモクサマンの身体が、黄金に輝いている。ヒーロー達もその変化に気付き始める。


ウインドキッドは目を見開き、座り込んでいる駄段の身体を揺する。


「駄段さん!キモクサマンの様子が変です!あれはどういう事ですか?」


駄段はウインドキッドの声に意識を取り戻し、口を開く。


「ワシにも分からん。初めて見るぞ・・・」

「まさか、キモクサマンの第三形態なんですか?」


「いや、ワシはそんなもの設定しておらん。ワシが知っているのは第二形態までじゃ。何が起こっているのだ?こっちが聞きたいわ!」


駄段は目をパチパチさせ、状況を把握しようとしている。ウインドキッドは、泣き崩れている愛花の方を見る。彼女の言葉がキモクサマンに変化を与えたのかと。


黄金の光を纏ったキモクサマンは、ゆっくりと静かに立ち上がる。ブラックハートは動揺しながら、警戒してキモクサマンの事をじっと見ている。


「駄段め。まさか、まだ隠し玉を用意していたのか?だが、俺の第二形態の方が上だ!」


長い黒髪のブラックハートは、黄金のキモクサマンに襲い掛かる。ブラックハートの黒い拳が放たれる。キモクサマンは、左手でその拳を払い退け、右の拳をブラックハートの脇腹に叩き込む。


ドカンと衝撃音が轟き、ブラックハートはその場にうずくまり、言葉を吐く。


「嘘だろ・・・?この俺の奥の手よりも、まだ強い力が存在するのか?バカな・・・」


ブラックハートは脇腹を押さえながら、フラフラと立っている。何故なんだと呆然としながら、その言葉を反すうする。


「愛の力か・・・・」

駄段はポツリと呟く。


「駄段さん、私も同じ事を考えていました。キモクサマン、いや阿多さんは愛花さんの言葉で復活し、強くなったのではと・・・」


ウインドキッドは興奮しながら、駄段に答える。駄段も確信したように言葉を返す。


「やはりな。愛する女のいる男同志だから分かる。愛する女に、好きとか愛していると言われて、頑張らない男などいない。いや、そこで頑張れない男など、男ではないわ!」


「それは駄段さんの個人的な意見だと思いますが、気持ちは分かります。まさか、ここまで好きな女性の言葉に影響力があるとは、ホント驚きです」


「キモクサマンはアホだ。アホゆえに純粋なのだ。だから、惚れた女の言葉は、そのまま心に響く。何倍にもなってな」


駄段はカッコをつけて、キモクサマンを見る。まるで、自分の功績の様な振る舞いだ。


ウインドキッドは、今回はあんた、何もしてなかっただろと思ったが、気分が良かったので、あえて何も言わなかった。


ブラックハートはキモクサマンを睨み付け、言葉を発する。


「まさか、本当に愛の力だと言うのか?ふざけるな!愛だの優しさだの、偽善で虚偽な感情に、俺が負けるだと。認めぬ、絶対に認める訳には行かぬ!是が非でも貴様を殺さねばならぬ!」


ブラックハートは、全身に力を集中させる。

読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

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