表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/82

どどめの一撃

良かったら、読んでいって下さい。






キモクサマンはどどめの一撃のパンチを打つために、大きく振りかぶる。そして、ブラックハート目掛け、思いっ切りパンチを放つ。


その瞬間、ブラックハートの頭部のヘルメットの様な物が外れ、長い髪がバサッと風になびく。怪人の身体が黒い霧に包まれる。そして、キモクサマンのアゴを黒い霧の集まりが捕らえる。そして、彼はそのまま吹っ飛ばされる。


キモクサマンは地面に倒れ、痛みで激しく地面を転がっている。


ブラックハートは長い髪の毛をかきあげる。鎧は全て吹き飛ばされ、上半身裸の様な格好でいる。全身は黒い霧で覆われており、怪人は口を開く。


「ブラックハート、第二形態、暗黒モード」


ヒーロー達はその光景を見て、愕然とする。一番ショックを受けている駄段が、声を絞り出す様に言葉を発する。


「やられた・・・。奴も、奥の手、第二形態を隠していたとは・・・」


駄段はその場に座り込む。ウインドキッドもガックリと力を落とす。


「キモクサマンよ。今のは本当に危なかった。死ぬかと思ったぞ。第二形態を用意していなかったら、俺の方がやられていただろう。しかし、貴様の方が先に第二形態という切り札を使った。後の方まで取っておいた俺の勝ちだ。アホだから、分からないとは思うがな・・・」


全身を黒い光に包まれたブラックハートは、また余裕の笑みを浮かべる。そして、倒れているキモクサマンにゆっくりと近付いて来る。


キモクサマンはバッと立ち上がり、ブラックハートにパンチを放とうとする。しかし、ブラックハートはそれをすんなりと交わし、キモクサマンの顔面に蹴りを入れる。キモクサマンは血を流し、地面に倒れる。


倒れたキモクサマンから、ピンクの闘気が消える。ゴーグルから見えていたハートの目も消える。エロティックモードが終了した、その瞬間であった。


駄段は座り込んだ状態で、うつむき呟く。


「終わった・・・。何もかも、終わった。もう、何の策もない・・・」


ウインドキッドも、うなだれる。もはや、隣の駄段を見る気力もない。ヒーロー達も絶望で、誰も喋ろうとしない。重い空気だけが場を支配する。


キモクサマンはヨロヨロとしながら、立ち上がる。そして、ブラックハートの行く手を阻む様に両手を広げる。


「どうした?キモクサマン。そんなに、あの街には貴様にとって、大事なものがあるのか?ククク、面白い。ではなおさら、あの街の者達を殺さなければならないな。貴様には汚い股間をぶつけられたという、屈辱があるのでな。絶対に許さぬ」


ブラックハートは、市街地側のヒーロー達を睨む。ヒーロー達はビクッと怯え出す。駄段は座り込んで、うつむいたままだ。じっと動かないで、今の状況を絶望している。


ブラックハートは、通せん坊するキモクサマンを蹴り上げる。キモクサマンは宙でクルクルと舞うと、ドサッと頭から地面に叩き付けられる。


キモクサマンは仰向けに倒れ、虫の息だ。ヒーロー達からの立ってくれという声は、もう聞こえない。キモクサマンはよく戦ったよと、誰もが思っていた。

読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ