表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/82

金と同情では動かない

良かったら、読んでいって下さい。


"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。

女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。


"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"

が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




キモクサマンは両腕をグルグル回し、鼻息が荒くなっている。その後ろで、ブラックハートはあざ笑いながら、ヒーロー達の慌てぶりを眺めている。


「キモクサマンが、攻めて来るぞ!みんな気を付けろ!」


ウインドキッドが、ヒーロー達に叫ぶ。ヒーロー達は、何をどう気を付ければ良いのか分からないので、慌てふためく。今、目の前で怪人百人を一人で粉砕した化物が攻めて来るのだ。ヒーロー達の顔はみな青ざめている。アイスギャルは、一人喜んでいたが・・・。


「あいつ、怪人と戦う時よりもやる気満々ッスよ。誰かあいつから恨みを買ってるんじゃないッスか?」


イナズマダンディーが口を開く。ヒーローは全員、駄段の方を見る。絶対にこの男が恨みを買っているから、キモクサマンはやる気なのだと・・・。


すると、駄段がパッと我に返る。


「てめぇ、ブラックハート!セコいぞ!飴一個でうちのヒーローを買収だと!ふざけるなよ!」


駄段はマイクを急いで持って、まくし立てる。


「飴玉一つで、充分効果があったではないか?不満か?」


ブラックハートは腕を組み、嘲笑する。駄段は眉根を寄せて、拳を握り締める。


「キモクサマンは、金や同情などでは動かない。しかし、食欲と性欲を刺激されると簡単に動いてしまうのだ。しまった、盲点だった。くそっ、どうする?」


駄段は考える。

「そうか、分かったぞ!誰かお菓子を持っていないか?キモクサマンを再び、お菓子で買収し返すんだ」


ヒーロー達はお互いの顔を見回す。子供の遠足じゃあるまいし、こんな戦場に誰がお菓子など持ち込むのだと、皆いぶかしげに周囲を調べる。


「すいませーん。イナズマダンディーがチョコレートを隠し持っていまーす!」

スタアボウイがイナズマダンディーを指差し、告げ口をする。


「言うなッス!」

イナズマダンディーはチョコレートを胸に抱え込み、見つからない様に隠す。


「イナズマダンディー、それをよこせ!」

駄段はイナズマダンディーのチョコレートを奪い取ろうとする。


「嫌ッス。自分、この戦いが終わってから食べるッス。だから、大事に取ってたッス。これは譲れないッス」


イナズマダンディーは激しく抵抗し、チョコレートを大事に抱え込む。


駄段はイナズマダンディーの肩に手を当てる。


「イナズマダンディーよ。君のそのチョコを世界の平和の為に使えば、君は世界のダンディーになれる。どうか、君の為に譲ってもらえないか?」


イナズマダンディーは鼻をピクピクさせ、世界のダンディーと言う言葉を復唱する。そして、駄段の顔をまじまじと見る。


「駄段さん、自分は最初から決めてました。このチョコレートを世界の平和の為に使おうって・・・」


イナズマダンディーは、駄段にチョコレートを渡す。駄段は受け取ると同時に叫ぶ。


「今だ!ウインドキッドよ!このチョコをキモクサマンに届けるんだ!」


ウインドキッドは、ハッと返事をすると、チョコレートを風に乗せてキモクサマンの元へと運ぶ。


「キモクサマン!そのチョコをあげるから、こっちへ戻って来て!お願い!」


駄段は、マイクに向かって叫ぶ。キモクサマンは、笑顔でそのチョコレートを受け取り、コクリと頷いた。




読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ