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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

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三つの条件

良かったら、読んでいって下さい。


"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。

女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。


"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"

が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




ウインドキッドは、橋の上の状況を見る。橋の上には、キモクサマンと怪人が五人いる。幹部の怪人は、恐らくあの羊の怪人と狼の怪人だけだ。市街地側のヒーローは三十名はいる。


形勢は逆転した。この戦い、勝てる。ウインドキッドは安堵し、笑みが溢れる。


ウインドキッドがふと横を見てみると、愛花が駄段の方を向いている。そして、彼女は思い詰めた様な顔をして、口を開く。


「貴方が阿多くんを、キモクサマンにしたんですね?お願いです、教えて下さい。阿多くんとキモクサマンの事を・・・」


駄段は、一瞬驚きの表情を見せ、ウインドキッドの顔を確認する。ウインドキッドは、無言でコクリと頷く。


駄段は意を決して、愛花に話し始める。


キモクサマンはアホになる代償に、最強の力を手に入れる事。キモクサマンに変身している間は、阿多には記憶がない事。そして、今までの怪人との戦いで多くの人の命を救った事などを、駄段は淡々と話す。


愛花は複雑そうな顔をして、聞いている。そして、愛花は切迫した様に駄段に質問する。


「それは阿多くんじゃなければ、ダメだったんですか?他の人がキモクサマンでも、別に良かったんじゃないですか?なぜ、彼なんですか?」


「阿多くんは適任だった。誰でもいいと言う訳じゃなかったのだ。キモクサマンになるには、三つの条件が必要だったんだ」


駄段は、愛花の目を見て話す。ウインドキッドも初めて聞く話なので、興味を示す。


「一つ目の条件は、強靭な肉体を持つ人物でないといけないと言う事。ワシも実験でキモクサマンに変身したのだが、一週間腰痛で動けなくなった。変身に耐え得る筋肉と骨格が必要なのだ」


ウインドキッドは考える。確かに阿多さんは、筋肉質な身体だ。なるほどと、頷く。


「二つ目は、強いメンタルの持ち主。つまり、何事にも動じない心を持っていなければならないという事。阿多くんの前に実は、被験者が何人かいたのだ。その被験者は皆、引きこもりになるか、発狂しておったわ」


ウインドキッドは納得する。変身して、アホになり、気持ち悪い、臭いと言われ嫌われる。これに、耐え得る人間は確かに少ないだろうと思われる。自分もこれに耐えられず嫌で、キモクサマンになる事を拒否したのだ。


「そして、三つ目の条件が一番重要なのだ・・・」

駄段は、少し勿体ぶって話す。


「三つ目の条件は、エロい事だ!」

駄段は拳を握り、叫ぶ。聞いていた人間は皆、キョトンとする。


「すまぬ、ちょっと難しい表現だったかな?言い直そう。ドスケベな人間でないと、いけないのだ!」


ウインドキッドは思った。三つ目のハードル、スゴく低くないですかと。大抵の男ならクリアしてると思いますけど。それに、言い直さなくて良かったですよと。


愛花も嫌な顔をしている。駄段はさすがにマズいと思って、話を付け足す。


「ま、阿多くんは誠実で心優しい青年だから、信用して渡したんだけどね。あの力が悪の手に落ちたら、大変だからね」


ウインドキッドは、駄段に冷たい視線を送る。エロとドスケベの話、いらなかっただろと。愛花は、遠くの方を見つめながら、その話を聞いていた。







読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

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