戦闘開始
良かったら、読んでいって下さい。
"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。
女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。
"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"
が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。
良かったら、他の作品もよろしくお願いします。
怪人の大群が、キモクサマンに襲い掛かって行く。ドドドと言う、地鳴りの様な足音が辺りに轟く。キモクサマンは相変わらず、半笑いで鼻水を垂らしている。怪人達をボーッと他人事の様に眺めている。
「食らえ!キモクサマン!」
竜の怪人が、口から炎を吐く。炎の直線はゴオッと焼け付く様な音を出し、キモクサマンに向かって行く。
キモクサマンはそれを脇を上げ、まるでシャワーを浴びる様に受ける。彼は気持ち良さそうな顔だ。それが、竜の怪人を余計に怒らせる。
「舐めるな!キモクサマン!」
竜の怪人は、キモクサマンの顔目掛け、剛拳を振るう。キモクサマンは蝿を追い払う様に、軽く手を払う。竜の怪人の上半身は、跡形も無く消し飛ぶ。
イナズマダンディーは口をポカンと開けたままの状態で、それを見ていた。自分達ヒーロー幹部三人でも全く通用しなかった、あの竜の怪人があんなにあっさりとやられるなんて・・・。
イナズマダンディーは、キモクサマンに対し、ちょっと嫉妬心を抱く。この男、自分よりダンディーかもしれないと・・・。
一気に橋の上に走って来た他の怪人達も、目の前で竜の怪人がやられた事で、少し行動を躊躇する。
しかし、怪人達は再び声を上げ、武器や各々の技でキモクサマンに一気に攻撃を仕掛けて来る。キモクサマンは軽くパンチやキックを繰り出し、それに応戦する。
ドンドンと、花火の上がる様な爆発音が連続して響き、怪人達の肉片が辺りに飛び散って行く。
キモクサマンと怪人の戦闘を、市街地側のヒーロー達は呆気に取られて見ていた。キモクサマンに近寄る怪人達が、次々に粉々にされていく。まるで、三級のスプラッター映画のワンシーンの様だ。
「キモクサマーン、こっち向いてー。キャー、素敵!」
アイスギャルはキャーキャーはしゃいで、キモクサマンの戦闘を楽しんでいる。他のヒーロー達は、この女、正気かと言わんばかりの表情で彼女を見ている。しかし、批判した態度がバレると面倒臭いので、目線をまたキモクサマンに戻す。
怪人達は、キモクサマンと距離を取り、一時制止する。
「キモクサマンは頭が悪い!こちらはちゃんと、頭を使って攻撃するんだ!」
羊の顔をした怪人が、他の怪人達に指示をする。怪人達は陣形を整え、キモクサマンを包囲する様に距離を詰めて行く。
「背後から攻撃をして行け!後頭部を狙って行くんだ!」
羊の幹部の怪人が叫ぶ。
背後に回っていたヤギの顔をした怪人が、頭に生えた鋭利な角を前にし、突進して行く。
「頭を使えとは、こういう事ですか?」
ヤギの怪人の頭突きが、キモクサマンの背中に直撃する。ドンという激しい衝撃音が響く。
しかし、キモクサマンは何もなかったかの様に笑っている。代わりに、ヤギの怪人の自慢の角が折れ、頭から血を流し、フラフラしている。
「いや、そういう事じゃねぇよ!」
羊の怪人は突っ込む。
ウインドキッドは、それを見て呟く。怪人達の中にもアホがいる、と。
そして、イナズマダンディーはキモクサマンの戦闘を見ながら、悩みずっと考えていた。
自分、目立ってないッス!ダンディーさをアピールしてないッスと・・・。
読んで頂き、ありがとうございました。
あなたと僕の小説力が、向上していきますように!




