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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

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59/82

いつも通りだ・・・

良かったら、読んでいって下さい。


"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。

女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。


"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"

が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




キモクサマンは、橋の上から市街地の岸を見ると、まるでイタズラっ子がする様な、ニヤリと悪そうな笑みを浮かべる。


「いかん!あの顔はマズい!あの野郎、何かやるつもりだ!」

双眼鏡で見ていた駄段が、キモクサマンの異変に気付き、皆に注意を促す。


キモクサマンはご機嫌にお尻をフリフリしながら歩き出し、尻を向け、立ち止まり、急に笑い出す。尻を向けた方角は、ヒーロー達のいる市街地側だ。


「やっぱりだ!あの野郎、方角を確認してから、こっちに尻を向けやがった!」


駄段がヒーロー側の者達に避難しろと、合図を送る。キモクサマンの尻から、毒ガスと同一レベルの危険な屁が、プウッと放たれる。橋の上から放たれた屁、いや毒ガスはヒーロー側の市街地の方へと流れ出す。


「あれを吸ったら、病院送りだぞ。みんな、息を止めろ!」


駄段が叫ぶ。屁は無情なくらいに、ヒーロー達に襲い掛かって行く。ヒーロー達は、慌てふためき、泣き叫ぶ。


「うおおおお、風よ!ダブル竜巻!」


ウインドキッドが両手を広げ、その手を前に伸ばす。両手から竜巻を放ち、市街地側から倉庫街側へと吹き抜ける風を起こす。


「えーい!行けえええええ!」


発生した風によって、屁と言う名の毒ガスは、市街地側から倉庫街側へと押し流され、進路を変える。黄色く変色した空気、いや屁は、今度は倉庫街側の怪人達を襲い始める。


「ぐああああああ、く、臭いいいいい・・・」


怪人達は、悪臭漂う屁に包まれる。皆、たまらず口と鼻を押さえるが、効果はない。次々と泡を吹いて、バタバタと倒れて行く。倉庫街は黄色く汚染された空気で満たされ、誰一人立っている者はいなくなった。


「はぁ、はぁ、やったぞ。危なかった・・・」


ウインドキッドは、両手を前に出したそのままの状態で、息切れをしている。


「何スか?今の?あいつ、絶対、俺達を狙って攻撃して来たんスよね?マジッスか?あいつ、正気なんスか?」


イナズマダンディーが興奮して、ウインドキッドの両腕を掴み、揺すっている。


「心配するな。いつも通りだ・・・・」

ウインドキッドは流れる汗をそのままに、イナズマダンディーの肩をポンと叩く。


「いつも通りって、何言ってんスか?俺達、病院送りになる所だったんスよ。まともじゃないッスよ。駄段さん、ウインドキッドさんに何か言ってやって下さいよ!」


イナズマダンディーは、なおも興奮し、駄段に詰め寄る。


「大丈夫だ。普段通りだ・・・・・」

駄段は疲れた顔で、イナズマダンディーに答える。


イナズマダンディーは、二人の反応を見て、言葉を失う。これが、キモクサマンなのか。ウインドキッドが下がれと言った意味を、イナズマダンディーは理解し始める。


「それで、当時者のキモクサマンは、どうなっている?」

駄段は、ウインドキッドに確認する。


「あそこで、橋の下へ向かって吐いてます。恐らく、自分の屁を食らって、気持ち悪くなり、吐いていると思われます」


ウインドキッドは目を凝らし、キモクサマンの今の様子を駄段に伝える。


「怪人達は、今ので全滅したのか?まさか、な?」


双眼鏡を持った駄段は、黄色く変色した霧の中の倉庫街をじっと見て、怪人達の動向に注意を向けていた。
















読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

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