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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

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57/82

サヨナラ

良かったら、読んでいって下さい。


"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。

女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。


"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"

が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




阿多は、そんな駄段を横目に、マイクを持って話を続ける。


「もし、あなた達、怪人さん達が、今から心を入れ換えて、みんなの為にボランティア活動を始めるなら、僕は今までの悪事を許してもいいと思ってます。でも、今まで通り、悪い事を続けるなら・・・・」


「ぶっ飛ばしてやるから、掛かってこい!」


阿多は、倉庫街側の怪人達を指差し、挑発する。怪人達は、どよめく。今にも阿多に襲い掛かって行こうかと、頭に来てる連中もいる。


阿多は、ふと大事な事を思い出し、市街地側を振り返る。


「あ、ゴメン、山田くん。オムツ履くの忘れたから、替えのパンツとズボン買っておいて」


阿多はちょっと照れながら、山田ことウインドキッドの方を見る。


「分かりました、阿多さん。これが終わったら、買いに行って来ます。あ、でも、今は山田じゃなくて、ウインドキッドですけどね」


ウインドキッドは、笑顔で阿多に答える。阿多さんはこの戦いに勝って、生きて帰って来るつもりだと、ウインドキッドは確信する。そして、この絶望的な状況に希望を見い出す。


「やっぱり、誰も改心しないみたいですね。分かりました」

阿多はマイクを置き、大きく息を吸う。


「僕の名前は阿多田他太(あたたたた)。ヒーロー名は、クレイジーフール!またの名を・・・・」



「キモクサマン!!」



阿多は、倉庫街に向かって叫ぶ。場にいたヒーロー達、怪人達は一瞬動きが止まり、静まり返る。


阿多は背後側にいる愛花を感じ、目を閉じる。


この変身した姿を見たら、彼女は間違いなく自分の事を嫌い、離れて行くだろう。でも、自分はこの姿で戦わなければならない。


阿多は、静かに心の中で呟く。そして、一筋の涙を流す。


サヨナラ、愛する人・・・・・

サヨナラ、愛花さん・・・・・



「変身!!」


阿多は腕を交差させ、言葉を発する。左手首に装着されている、ブレストが反応し、阿多の身体は光に包まれる。


ブレストから回転音が轟く。そして、光の中からヒーローが現れる。


「ぐへへへへへへへへへへへ、ふご・・・、ごほっ」


そのヒーローは天を仰ぎ、下品な笑いをしていたが、無理して笑い過ぎて、咳き込む。


そのヒーローは頭に一輪の花が咲き、目にはゴーグル。そして、鼻水とよだれをこれでもかと、垂れ流している。身体にはプロテクターを纏い、黒のブリーフを履いている。膝とすねにもプロテクターを装着している。


最低、最強ヒーロー、キモクサマンの変身が完了する。そして、いきなりキモクサマンは漏らし出す。股間から聖水が流れ出し、足を伝って地面を濡らしていく。


あれが、噂のキモクサマン・・・。


ヒーロー陣営も怪人陣営も、驚きのあまり、言葉を失い、しばらく呆然と見ているだけだった。それほど、キモクサマンの出現は衝撃的であった。


「キモクサマン、会いたかったぜ。俺がぶっ殺してやるぜ」

竜の怪人は、目的の獲物を前にし、血が騒ぎ立っている。


しかし、他の怪人達はキモクサマンの出現により、行動を躊躇する。何故なら、怪人達の誰しもが恐れた、あのジンクスが怪人達の脳裏をかすめる。



"キモクサマンを見た怪人は必ず、死ぬ"と。








読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

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