ワシがボスの駄段だ!
良かったら、読んでいって下さい。
"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。
女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。
"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"
が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。
良かったら、他の作品もよろしくお願いします。
阿多はマイクとスピーカーを引っ提げ、川中橋の中央へと一人で歩いて行く。
「あの人、何してるんスか?一人であんな所にいたら
、危ないッスよ。誰か止めに行かないと・・・」
イナズマダンディーは、橋の中央へと歩いて行く阿多を発見し、ウインドキッドに必死に報告する。
「阿多さんが、私達は邪魔だと言っている。大人しくここで待機していろ」
ウインドキッドは、阿多の様子をじっと見ながら、イナズマダンディーに告げる。
「でも、あの人ヤバいッスよ。せっかく助かった命なのに・・・」
「いいから、下がってろって言ってんだろ!」
ウインドキッドは声を荒げる。イナズマダンディーはマジかよと呟き、黙って阿多の方を見る。
そんな中、アイスギャルが一同に合流する。傍らには女性を一人連れている。
「この子がどうしても、ここへ来たいって言うから連れて来たの。私が責任を持つわ。ここに居させてあげて」
アイスギャルは、連れの女性をウインドキッドの前まで連れて行く。連れの女性とは、愛花であった。
「阿多くんは何処なんですか?彼、詳しい事は言ってくれなかったけど、ヒーローでここへ来てるんでしょ?会わせて下さい」
愛花はウインドキッドに詰め寄る。ウインドキッドはうつむき、視線を再び橋の中央へと戻す。
「阿多さんはあそこです。でも今は、会えません。ここは戦場となる。早く避難を」
「嫌です。彼と一緒じゃなければ離れません!」
愛花は断固として、意思を変えるつもりはないと、ウインドキッドに訴える。
「話は分かった。ここに居ても構わぬよ。ワシがこの件、責任を取ろう。ワシが英雄仮面同盟のボス、駄段だ」
象の着ぐるみが、愛花の前に出る。愛花とアイスギャルは少し引いている。着ぐるみは、二人の女性の反応を気にせず、話を続ける。
「阿多くんは作戦上、重要な役割を担っている。彼に、S市の、いや世界の命運が掛かっておる」
「え、何で彼が・・・」
愛花がそう言い掛けた時、橋の中央へ到達した阿多がマイクとスピーカーのスイッチを入れ、話を始める。
「あー、あー、マイクのテスト中。怪人さん、聞こえますか?」
阿多がマイクを手にし、スピーカーから大きな音声が流れる。
「ブラックハート様。あいつは、昨日の奴じゃ?」
狼の怪人が、橋の中央を指差し、ブラックハートの方を向く。ブラックハートはただ黙って、倉庫街側の岸から橋の中央を見ている。
「ブラックハートさん。約束通り、駄段さんを連れて来ました。あの象の着ぐるみがそうです」
阿多は、象の着ぐるみの方を見る。着ぐるみはバラすなよと言う風な感じで、激しく動いている。
そこで、阿多は愛花の存在に気付く。阿多は、え、何でと思ったが、気持ちを切り替え、話を続ける。
「怪人さん達に、告ぎます。S市に攻め込むのを止めて頂けますか?止めて頂ければ、命を助けます」
「待て!その着ぐるみが、本物の駄段かどうか確認させろ!」
ブラックハートは、阿多の方を見て叫ぶ。
「駄段さん、お願いします」
阿多は象の着ぐるみの方を向き、頭を下げる。象の着ぐるみは、やれやれと言うポーズを取り、着ぐるみを脱ぎ始める。
そこから、白衣を着た駄段が現れる。
「ワシが、英雄仮面同盟のボスにして、ヒーローを生み出した科学者、駄段だ!」
彼はヤケクソになっていた・・・・。
読んで頂き、ありがとうございました。
あなたと僕の小説力が、向上していきますように!




