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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
最終章

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55/82

川中橋の戦い

良かったら、読んでいって下さい。


"美女が惚れるエロ侍"が、完結しました。

女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。むしろ、女性向きの小説かもしれません。


"ドキドキの異世界合コン、デビュー戦"

が、新連載しました。男女の愛と策略の心理戦がメインテーマです。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




決戦当日の朝は、雲一つない、まさに晴天の青空であった。


ヒーロー陣営と怪人陣営は、川中橋の架かる海を挟んで、対岸で睨み合っている。出島の倉庫街側の怪人陣営は、ざっと百人くらいの戦力を投じて来ている。


相対するS市、市街地側のヒーロー陣営は三十人ほどである。


「こんなに戦力差があるんスか。マジッスか。」


アフロヘアーとサングラスが特徴的な、イナズマダンディーがボソッと言葉を漏らす。


「心配するな。イナズマダンディー。ワシには秘策があるからな」

ヒーロー陣営の中心にいる、象の着ぐるみがヒーロー達に告げる。ヒーロー連中は、何だこいつはと言う様な目で見る。


「みんな!あれは駄段さんだ。訳アリで着ぐるみでの参戦だ」


象の着ぐるみを補佐する様に、風車の紋章のあるキャップを被った、ウインドキッドがヒーロー達に叫ぶ。


「デカい声で、駄段って言うなつっただろ!」

象の着ぐるみの駄段は、ウインドキッドに軽くパンチをする。ウインドキッドは申し訳なさそうに、象の着ぐるみに頭を下げる。


「皆に確認だ。この戦いの勝利条件は、怪人達にこの橋を渡らせない様に死守し、市街地に入れない事だ。勝ちに行くぞ!」


象の着ぐるみの駄段が、皆を鼓舞する。ヒーロー達はおーっと反応する。


「あ、スンマセン。お話の所、申し訳ないんですけど、携帯電話が繋がらないですけど、何故ですかね?」


額に星の紋章を付けた、若きヒーロー、スタアボーイが手に携帯電話を持ち、ウインドキッドに訴える。


「え、そんな、まさか」

ウインドキッドも携帯電話を取り出し、確認する。確かに圏外になっている。この場所は市街地だし、おかしいなと、ウインドキッドは感じる。


「あいつら、やりやがったな?」

象の着ぐるみの駄段が腕組みをし、怪人側を睨む。



* * *



「ブラックハート様、人間達はさぞ肝を冷やすでしょうな?携帯機器が繋がらない状態で、怪人達が街に攻めて来て、自分達が襲われ始めたら、ヒヒヒ」


狼の顔をした怪人が、怪人の総帥、ブラックハートに笑いながら話し掛ける。


「フッ、そうだな。怪人側がこんな情報遮断をして来るとは、あいつらは夢にも思わぬだろうな」


ブラックハートは、対岸のヒーロー側を見て、あざ笑っている。


「でも、ヒーロー達がS市の奴等を避難させたりしないんですか?俺達が攻めて行って、誰もいなかったから、面白くないじゃないですか?」


狼の怪人は首をかしげ、ブラックハートに質問する。


「根回しはしてある。俺達怪人とS市の女市長とは、実は繋がっている。だから、警察もマスコミも動かない。英雄仮面同盟の奴等の言う事など、誰も信用しないから、市民が避難する事はない」


ブラックハートは、誇らしげに話す。


「ホント、英雄仮面同盟の奴等はバカで可哀想ですね」

狼の怪人は大笑いをしている。


「あれ?何ですかね?誰か川中橋を歩いて来ている奴がいるんですけど・・・」

羊の怪人が、市街地と倉庫街に架かっている川中橋の中心を指指す。


ヒーロー側と怪人側で封鎖されているはずの、誰もいないはずの橋の上を歩いている者が一人いる。


ヒーローでも、怪人でもない。人間だ。



その人物は、まぎれもない、阿多であった・・・・。


読んで頂き、ありがとうございました。

あなたと僕の小説力が、向上していきますように!

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