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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
四章

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バレたら困る二人

良かったら、読んでいって下さい。


アニメの力でモテるのかを考察した

"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。


"美女が惚れるエロ侍"も、完結しました。

女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




阿多は、山田と川中橋の近くのホテルのロビーで待ち合わせをした。阿多が昨晩一睡も出来ていないので、阿多は山田に言ってホテルの一室を取ってもらった。


そのホテルの一室で、阿多と山田は明日の決戦についての話し合いをする。


「山田くん、明日なんだけど、僕一人で川中橋の上で怪人達と戦おうと思うんだ」


阿多はベッドに腰を掛け、椅子に座っている山田に向かって提案をする。


「え、そんな無茶ですよ。相手の怪人は幹部達も含め、百人くらいですよ。無謀です」


「でも、僕がキモクサマンになると、敵も味方も区別がつかなくなるよ。必ず味方をぶっ飛ばすと思うんだ。それでもいいなら、みんなで共闘してもいいけど・・・」


「・・・・・分かりました。阿多さん。キモクサマン一人で橋の上で、怪人達を待ち構えて下さい。私達、他のヒーローは対岸で、キモクサマンが討ち漏らした敵を討つ作戦でいきましょう!」


山田は、あっさり阿多の意見を受け入れる。キモクサマンを知っているだけに、本当にキモクサマンに殺されかねないと想像したからだ。


「駄段さんと、他のヒーロー達は?」


「間もなくここへ集まって来ると思いますが・・・」


「ゴメン、僕はちょっと寝てないから休ませてもらうよ」


阿多はベッドに横になる。


「分かりました、阿多さん。また阿多さんに頼ってしまって申し訳ないです」


「いいよ。おやすみ、山田くん」


と言うと直ぐ様、阿多は寝息を立て眠りにつく。山田はそれを見て、静かに部屋を出て行く。


山田は考える。明日の決戦、いや世界の命運はキモクサマンに掛かっていると。自分は精一杯、キモクサマンが戦える様に、サポート役に徹しようと。





阿多は真夜中、ホテルの部屋で目が覚める。良く眠れて疲れは取れたが、今度は腹が減っている。何か食べようと阿多はロビーの方へ降りて行く。


ロビーにはこの場に似つかわしくない、象の着ぐるみを着て座っている者がいる。阿多は驚き、飛び退く様に後ずさる。


阿多は考える。このホテルのロビーで真夜中、象の着ぐるみを着る様な、変な人間は一人しかいない。


「駄段さんですか?」

阿多はソファーに座っている、象の着ぐるみに話し掛けた。


「そうだ。良く分かったな。退去命令があるゆえ、こんな姿で申し訳ない」

象の着ぐるみを着た駄段は、阿多にお辞儀を何度もする。


もう少しマシな格好はなかったのかよと、阿多は思ったが、これが駄段さんだと思ったので、直ぐに納得をした。


「阿多くん、例の物を渡そう」

象の着ぐるみは首の繋ぎ目から、キモクサマンのブレストを取り出す。そして、それを阿多の目を見ながら渡す。


「駄段さん、任せて下さい!僕が必ず、みんなを守ります!」

阿多は元気よく答え、象の着ぐるみからブレストを受け取り、それを左手首に装着する。


「あんまり大きな声で、名前を言うなよ!バレたら困るだろうが。でも、頼むぞ!キモクサマン!君に世界の命運は託された」


象の着ぐるみの駄段は大きな声で答え、阿多の肩を叩く。


「駄段さんも、大きな声でキモクサマンって言わないで下さいよ。バレたら困ります」


阿多は焦って、象の着ぐるみの口を抑える。



こうして、運命の朝を迎える・・・。















読んで頂き、ありがとうございました。


次回から、いよいよ最終章に突入します。

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