表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/82

理不尽な世の中で・・・

良かったら、読んでいって下さい。


アニメの力でモテるのかを考察した

"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。


"美女が惚れるエロ侍"も、完結しました。

むしろ、女性向きの小説になっているかもしれないファンタジーです。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




「何故、貴方はそこまで駄段さんにこだわるんですか?僕からしたら、ただの変態ジジイに過ぎない駄段さんに・・・」


阿多は、純粋に不思議に思っている事をブラックハートに質問する。


「俺と駄段は科学者仲間だった。学会の研究チームの間では、二人の天才と言われていた」


ブラックハートは俯き、ポツリと話す。阿多は、その事実に驚く。


「貴方も駄段さんと同じ、科学者だったんですか?」


「そうだ。俺が怪人を生み出し、駄段がヒーローを生み出したのだ」


「じゃあ、全ての怪人は、貴方が生み出したと言う事なんですか?」


「その通りだ。つまり、怪人とヒーローの戦いは、俺と駄段、どちらかが死ねば決すると言う事だな」


阿多は目を見開く。目の前の敵を倒せば、怪人はこれ以上生み出されない、この戦いは終わる。阿多はその言葉を頭の中で繰り返す。


しかし、駄段を失えばヒーローは絶たれ、怪人に対抗する力が無くなる訳だ。


「駄段は確かに変態ジジイだ。だからこそ、何をしでかすか、本当に分からないのだ。今は、ヒーローどもは大した事はない。カスばかりだ。しかし、いつかどんでもない奴を、駄段は生み出すかもしれない。俺は、それを恐れている。だから、駄段を排除するのだ」


阿多は納得をする。この怪人に対抗出来るのは、変態科学者の駄段さんだけなのだと。


「貴方にとって駄段さんが邪魔な存在なのは、分かりました。でも何故、貴方達、怪人は人間を殺すのですか?S市の人達を攻撃しようとするのですか?」


「貴様はこの世の中、理不尽だとは思った事はないのか?」

「え・・・」


阿多はブラックハートの質問に対し、言葉を失う。かつてのトラウマが思い出される。


「俺はかつて科学者だった頃、学会の連中に才能を妬まれ、追放処分となったのだ。何故、才能のある者が追放され、無能な奴等が世の中に評価されるのだ?こんな理不尽な事、あっても良いのか?」


「その気持ち、分かります。僕も、前の店長にパワハラを受けていましたから。何故、真面目に誠実に仕事をやっている人間が、適当にいい加減に仕事をやっている人間に虐げられるのか。本当に世の中は、理不尽だと思います」


ブラックハートが阿多の方をじっと見る。


「俺は怪人の研究をしていた。人類の強さを、もっと引き出す研究を。その研究を自らの身体で試し、俺は怪人となった。そして、学会の奴等、いや、この理不尽な世の中に、復讐をしてやろうと誓ったのだ。だから人を殺し、この世の中を恐怖で支配する」


「殺される人達からしたら、それは理不尽です。理解は出来ますが、人殺しはいけない。もし、人を殺すのを止めて下さいと言ったら、止めて頂けますか?」


「この理不尽な世の中で、俺がルールとしている事がある。それは、弱い者は強い者に従うと言う事だ。俺に人を殺すのを止めて欲しいのなら、俺より強くなるか、俺より強い奴を連れて来るんだな。話は終わりだ。約束通り、駄段を連れて来い!分かったな?」


ブラックハートは阿多に背を向け、向こうに歩いて行く。阿多はその後ろ姿を見ながら、心の中で呟く。



だったら、僕が・・・。


僕が、貴方より強いヒーローに、会わせてあげますよと・・・・。






読んで頂き、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ