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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
四章

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サラリーマンの力

良かったら、読んでいって下さい。


"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。


"美女が惚れるエロ侍"も、完結しました。


むしろ、女性向きの作品かもと思われる小説です。


良かったら、他の作品もよろしくお願いします。




阿多は、突然のブラックハートの出現に身を固める。冷や汗が溢れだし、身体が震え出す。


「俺達は怪人だぞ。人間を殺してなんぼでしょ。」


阿多の周りを囲っていた怪人の一人がそう言うと、阿多に対して拳を振り上げる。


その瞬間、グシャという鈍い肉の潰れる音が辺りに響く。阿多に攻撃を仕掛けようとした怪人の顔が、消し飛んでいる。その怪人は頭部を失ったまま、その場に倒れる。周りの怪人達も、それを見て怯える。


「俺、今さっき待てって言ったよな。俺の命令は絶対だって、前から言ってるよな?」


ブラックハートが、その怪人の顔をぶっ飛ばした様だ。まさに、目に見えないくらいの速さだった。阿多はその行動に愕然とし、動揺する。


「貴様、さっき英雄仮面同盟の奴等と一緒にいたが、仲間なのか?」


ブラックハートはゆっくりとした重いトーンで、阿多に質問してくる。阿多は、震えを押さえながら考える。正直に答えるべきか、どうかを。


「仲間です。置いて行かれましたが・・・」

阿多は正直に話す方が、得策だと思い答える。声はやはり震えている。


「ならば、駄段を知っているか?」

「えぇ、知っています。僕もヒーローだったので」


「ヒーローだった・・・。過去形だな?今は違うのか?」

「はい、クビになりましたので・・・」


「ほぅ」

ブラックハートは、阿多の話を面白そうに聞いている。


阿多は、ドキドキしながら考える。このまま、ブラックハートのご機嫌を取り続ければ、もしかしたら自分の命は助かるかもしれないと。


サラリーマンの迎合力をナメるなよと、阿多は汗をぬぐい、会話に集中する。


「何をしでかして、クビになったのだ?」

「はい、命令違反をして、駄段さんからクビを宣告されました」


阿多は、申し訳なさそうに答える。


「面白い奴だ。ちなみに何て名前のヒーローだったのだ?」

「クレイジーフールって言う弱い、イケてないヒーローでした」


阿多はヒーロー名を、駄段が付けた実名で言う。有名な通り名の"キモクサマン"と言うのは、さすがにまずいと思ったからだ。


「聞いた事のないヒーロー名だな。確かに弱そうだ。ところでだ、貴様、命を助けて欲しいか?」


阿多は、いきなりのビックリな質問に困惑する。言葉が直ぐに出て来ない。


「・・・・えぇ、もちろん、助けて欲しいです」


「命と言う物には価値がある。俺は価値のない命は、あっさりと奪う。貴様を助ける価値があるのか?出来るか出来ないかで答えろ!判断する」


ブラックハートはジロッと、阿多を値踏みする様に見る。


「二日後の朝、俺達はS市に一斉に攻撃を仕掛ける。その時に、駄段を川中橋まで連れて来い。これが、貴様を生かす条件だ。どうだ、可能か?」


「可能です。絶対に連れて来ますから。だから、お願いします。助けて下さい」


阿多はプライドを捨て、ひたすら低姿勢で命乞いをする。


「もし、この案件を反故(ほご)にしたなら、貴様がどこへ逃げ隠れしても、必ず見つけ出し殺すから。覚悟して取り組め。いいな!」


ブラックハートは阿多に睨みを利かす。阿多はその威圧感に再び(ひる)む。


ブラックハートと駄段の間には何かあるのか、阿多は恐怖を感じながらも、その好奇心を押さえられなかった。









読んで頂き、ありがとうございました。

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