禁断の力
良かったら、読んでいって下さい。
アニメの力でモテるのかを考察した
"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。
"美女が惚れるエロ侍"も、完結しました。
女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。
良かったら、他の作品もよろしくお願いします。
阿多達一行は、バスの見える所まで帰って来ていた。アイスギャルもしばらくして、無事合流して来た。阿多はもう少しでここから脱出できる、そう思った、その瞬間。
「いやあああああ」
隣の愛花の叫ぶ声が聞こえる。阿多はすぐさま、そちらの方へと顔を向ける。
愛花は牛の顔をした怪人に腕を捕まれ、何とか振り払って逃げようとしていた。怪人の腕が、愛花の首に巻き付く。愛花は観念し、苦しそうな顔で阿多の方を見る。
「待てよ。ヒーローども。こいつがどうなってもいいのか?」
牛の怪人は、バスの前にいるヒーロー達に向かって叫ぶ。ヒーロー達はカフェにいた四人の人間達をバスに乗せ、バスの前でこちらの動向を伺っている。
バスに残っていた星も変身し、バスの外に出ている。額に星型の紋章があり、プロテクターを纏うスタアボウイと呼ばれるヒーローだ。
愛花を捕らえている牛の怪人は、阿多の目の前にいる。しかし、阿多は為す術なく、見ている事しか出来ない。少し離れた所にいる、他の四人のヒーロー達も、手が出せないで、焦り出している。
「もうじき、他の怪人達も集まって来る。お前達はもう終わりだ。ま、例えここから逃げ切れても、二日後には俺達全員でS市市街地へ乗り込むから、遅かれ早かれお前達は終わるんだけどな」
牛の怪人は、ガハハハハと笑っている。阿多は牛の怪人に向かって、レーザーガンを構える。
「面白い。撃ってみろよ!この女に当たっても知らないぜ。やれよ!やってみろよ」
牛の怪人は、阿多を挑発する。
阿多も分かっていた。自分の銃の腕では、怪人に当てる事が難しいと。もしかしたら、怪人の言う通り、撃てば愛花に当たるかもしれない。阿多は、撃つべきかどうか悩んでいた。
ウインドキッド、イナズマダンディー、アイスギャルもここから攻撃をすれば、愛花に当たる可能性が高いので、仕掛けられない。
時間だけが過ぎて行く。時間が立てば、怪人達に囲まれ、全員助からない。状況はますます不利になる。
阿多は決断をする。手の中のレーザーガンを投げ捨てる。そして走り出し、右の拳を固める。
「こいつ、バカか?普通の人間が怪人を殴るという事は、鉄の柱を殴りつける様なものだぞ。つまり、拳は碎けて、その手は使い物にならなくなるぞ」
阿多には怪人の言葉は届かない。ただ真っ直ぐ向かって行く。
阿多は念じる。頼む、キモクサマンの力よ。自分に力を貸してくれと。何万分の一の力、いや何億分の一の力でもいい、僕に力を与えて欲しいと。
阿多は声を上げ、牛の怪人を殴りに行く動作に入る。牛の怪人は面白いという様な感じで、あえて殴られに行く様に顔を差し出す。
阿多は思いっ切り、牛の怪人の顔面をぶん殴る。ドンという鈍い音が辺りに響く。牛の怪人は意識を失い、捕まえていた愛花を手放して、地面に倒れる。
「愛花さん、早くバスに乗るんだ!」
阿多は愛花に告げる。愛花は、はいと返事し、ヒーロー達のいるバスの方へと向かって走り出す。
阿多は、禁断のキモクサマンの力をブレスト無しで呼び覚ましてしまった・・・。
その事により、彼の身体には異変が起こっていた・・・。
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