威圧感
良かったら、読んでいって下さい。
アニメの力でモテるのかを考察した
"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。
"美女が惚れるエロ侍"も、完結しました。
女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。
良かったら、他の作品もよろしくお願いします。
阿多は思った。この竜の怪人、恐らく怪人幹部だと。アイスギャルがこの怪人に勝てるのか、阿多は気にせずにはいられなかった。
アイスギャルは両手を前に出し、吹雪の様な氷の礫を竜の怪人に放つ。しかし、竜の怪人は口から炎を吐き、吹雪を掻き消す。
炎がアイスギャルを襲う。アイスギャルは氷の盾を出し、それを防ごうとする。が、炎の勢いに押され、またもや壁に激突する。
それを見たウインドキッドとイナズマダンディーが、竜の怪人に攻撃を仕掛ける。が、やはり予想通り通用しない。彼等もアイスギャルと同様に、口から吐かれた炎にやられ、吹っ飛ばされる。
阿多は感じる。やはり、怪人幹部達を倒すにはキモクサマンの力が必要だと。
アイスギャルは全身に軽い火傷を負いながら、ゆっくりと立ち上がる。初めての怪人幹部との対戦に戸惑う。予想よりも遥かに強い。アイスギャルは少し焦り出していた。
「氷子さん、ダメだ!アイツには勝てない!ここは引くんだ!」
阿多は、氷子ことアイスギャルに向かって叫ぶ。アイスギャルは目を見開き、阿多を睨む。
「ふざけないで!私が勝てないですって!あんたブチ殺すわよ!今から反撃するんだから!」
「あんたこそ、ふざけんな!ここであんたが無茶をしたら、みんな死ぬんだぞ!それでも、ヒーローか!よく考えろ!」
阿多は、アイスギャルを睨み返す。アイスギャルは阿多の威圧感に押され、たじろぐ。
「・・・分かったわ。私が時間を稼ぐから、みんな逃げて」
「ダメだ。あんただけ置いて行けない」
「大丈夫。私も後でちゃんと行くから」
アイスギャルは、阿多に目で合図する。ウインドキッドはそれを見て、阿多に彼女に任せようと促す。そして、阿多達はバスの方角へと走り出す。
「ほぅ、俺を一人で止めるつもりか?俺もナメられたものだな」
竜の怪人は腕組みをし、アイスギャルを見下している。アイスギャルは、キッと竜の怪人を睨むと、両手を前に出す。
「お前程度の氷の技など効かぬわ!怪人幹部は防御力が半端ではないのだ。傷ひとつ付ける事は叶わぬぞ」
「あら?どうかしら?本当に効かないのかしらね」
アイスギャルは、周りの大気を一気に冷やす。大気は急激に冷やされた為、霧が発生する。かなりの濃い霧だ。すぐ目の前も真っ白で、何も見えない。
「な、何?」
竜の怪人は、突然周りが霧で視界不良となり、辺りを見回す。竜の怪人は何も見えない状況で焦り出し、口から炎を吐く。
「ぐああああああ」
何人かの断末魔の叫び声が聞こえる。人が燃えて倒れる音がする。竜の怪人は手応えを感じる。
次第に霧が晴れて来る。竜の怪人は仕留めた相手を確認する。数は三人。いずれも丸焼きになっている。その死体は三体とも、三流怪人達の変わり果てた姿だった。
「あの女、やってくれるわ。お前達、アイツらを追うぞ!よくも俺をコケにしてくれたな。許さぬ」
竜の怪人は、後ろにいる雑魚怪人達に叫ぶ。雑魚怪人達は慌てて、ヒーロー達を探す為に走り出す。
竜の怪人は、怒りで壁を何度も殴っていた。
読んで頂き、ありがとうございました。




