イナズマダンディー
良かったら、読んでいって下さい。
アニメの力でモテるのかを考察した
"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。
"美女が惚れるエロ侍"も、完結しました。
女性目線から見た、エロくてカッコいい男の異世界恋愛小説です。
良かったら、他の作品もよろしくお願いします。
イナズマダンディーは、蜘蛛の怪人と蛙の怪人の前に立ちはだかる。彼の人を守ろうとする、正義のヒーローとしての意志を、阿多は感じ取る。
「イナズマビーム!」
イナズマダンディーは両手を伸ばし、両手からビーム状のイナズマを放つ。バリバリバリと空気を裂く様な音が響き、蜘蛛の怪人と蛙の怪人を襲う。
二人の怪人は、戦闘態勢に入っていなかった為、ヒーローからの攻撃に対処出来ずに、そのイナズマをまともに食らう。両怪人の胸にイナズマが走り、身体を貫通して行く。怪人達は胸に風穴を開け、黒こげになって絶命する。
「凄いです。雷川さん。めちゃくちゃ強いじゃないですか。カッコ良かったです」
阿多は嬉しくなり、イナズマダンディーに駆け寄る。が、彼にそっぽを向かれる。
阿多は、なぜ無視されたんだと思い返し、褒め方を間違ったと気付く。
「雷川さん、凄くダンディーです。ダンディー過ぎますよ」
「えーっ、そうっスか。マジっスか。自分もそうじゃないかなって感じてるっス。あ、ちなみに自分、今は雷川じゃなくて、イナズマダンディーって言うっス」
イナズマダンディーは、阿多の言葉にご満悦である。阿多は再び、ホントに面倒臭い人だなと感じたが、意外に分かりやすくて良いのかもと思う。まるで、イナズマダンディーの取り扱い説明書を手にした様な、阿多はそんな気分になる。
「阿多さん、今の騒ぎで他の怪人達が気付いた可能性があります。先を急ぎましょう!」
いつの間にか変身して、ウインドキッドになっている山田が、辺りを見回しながら、人々を誘導している。
阿多も、辺りがざわついている気配を感じる。隣にいる愛花が怯えている。自分もしっかりして、彼女を守らなくちゃと、右手の中にあるレーザーガンを、阿多はギュッと握り締める。
阿多達一行は、倉庫街の大通りに出る。ここを通らないと目的地のバスまでは行けない。相変わらずライトが昼間の様に明るく倉庫街を照らし、侵入者達はここにいるぞと、怪人達に示さんばかりに存在している。
「アイツらヒーローじゃねえのか?ここに乗り込んで来るとはいい度胸してんじゃねぇか」
怪人達がそう言いながら、ゾロゾロと大通りに出て来る。数にすると十人はくだらない。怪人達は数でヒーローに勝っている為、ニヤニヤとした余裕の表情でこちらに近付いて来る。
「イナズマダンディー、私達でここを死守するんだ。阿多さんは、皆さんを連れて、早くバスに!」
ウインドキッドは人々の盾になる様な姿勢を取り、皆に指示をする。阿多は、彼の特長的な額の風車の紋章とキャップを見つめながら、お願いしますと無言で一礼をする。
怪人達が奇声を上げ、ウインドキッドとイナズマダンディーに襲い掛かって来る。阿多は、倉庫街に残っていた五人を先行させ、皆の後方を守りながら進む。
「さぁ、イナズマダンディーよ。見せ場だぞ。私達が強いと言う所を見せてやろうではないか」
ウインドキッドは、隣にいるイナズマダンディーを鼓舞する。が、彼に完全に無視をされる。
ウインドキッドは寂しそうな顔をし、褒め方を間違ったと後悔した・・・・。
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