電話
良かったら、読んでいって下さい。
アニメ好きなら、分かってくれるはずというテーマで書いた
"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。
美女がどんな男を好きになるか?というテーマで書いた女性目線の異世界恋愛。
"美女が惚れるエロ侍"も同時連載してます。
良かったら、他の作品もよろしくお願いします。
阿多は、愛花の状況が心配になり、愛花に電話を掛ける。呼び出し音が、しばらく続く。阿多は繋がらない事で、焦り出す。そして、ようやく電話が繋がる。
「もしもし、阿多くん?」
「もしもし、愛花さん。今、大丈夫なの?」
愛花の電話の声が小さい。誰かに会話を聞かれたくない、そんな意図が感じられる話し方だ。
「今、倉庫街のカフェにいるんだけど、外に怪人が大勢いるの。隠れているけど、いつ見つかるか分からないのよ。お願い。イケメンインテリズに頼んで、助けに来て」
「イケメンインテリズはダメだよ。彼等は見せかけのヒーローだから、助けにならない。英雄仮面同盟のヒーローと、一緒に助けに行くよ」
「それこそ、ダメよ。キモクサマンを擁護している団体でしょ。最低の人間ばかりよ」
阿多は、その言葉にショックを受けたが、今は落ち込んでいる場合じゃないので、気持ちを切り替える。
「頼もしい人達に頼んで、必ず愛花さんを助けに行くから」
「阿多くんは危ないから、絶対来ちゃダメだよ」
「う、ううん・・・」
阿多は微妙な返事をする。そして、愛花との電話を切る。
覚悟とやる事は、すでに決まっている。こんな危険な事を他人に頼んで、後は知らないという顔は出来ない。阿多は自ら、救出作戦チームに加わろうと考えていた。
そして、阿多は直ぐ様、今度は山田に電話を掛ける。
「もしもし、山田くん!緊急事態だ!怪人の巣窟が分かったんだ!」
「え、阿多さん。それ、本当ですか?いったい何処なんですか?」
「海岸の方にある、出島になっている倉庫街あるだろ?あそこみたいなんだ。そこに取り残されている人達がいるんだ。僕の大切な友人も、その中にいる。どうしても、助けに行きたいんだ。もし、良かったら山田くん、協力して欲しい」
阿多は電話越しに頭を下げる。場所が場所だけに、命懸けの救出となる。下手をすれば、死ぬかもしれない。断られても仕方がないと、阿多は山田の返事を緊張しながら待つ。
「私が阿多さんのその頼みを、断れる訳ないじゃないですか。今から準備して、直ぐに向かいます」
「ありがとう、山田くん。ホントにありがとう!」
阿多は嬉しくて、拳を握り締める。
「でも、山田くん。僕らだけじゃダメだ。仲間が必要だ」
「分かっています。直ぐに精鋭部隊を集めます。英雄仮面同盟最強のヒーロー達を」
「え、その人達はキモクサマンよりも強いの?」
「いや、さすがにそこまでは・・・。でも、恐らく私のウインドキッドよりも強いです。クセが強いですけどね・・・」
ん、クセが強い?
阿多は、少し引っ掛かる言葉があったが、頼もしい仲間が一緒に愛花の救出に来てくれる事を、嬉しく思い、感謝する。
「ありがとう、山田くん。ホントに頼りになるよ」
「準備が出来次第、お迎えに上がります。なるべく早く向かいます」
阿多は、山田との電話を切ると、震えが止まらなくなっていた。
何故なら、阿多にとって、初めてのキモクサマンのブレスト無しでの、怪人との戦いになるからであった・・・・。
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