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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
三章

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愛すべき人達

良かったら、読んでいって下さい。


アニメ好きの為の小説、"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。


現在、三作目の"美女が惚れるエロ侍"も同時に連載しています。エロくてカッコいい男を目指している人にオススメの作品になってます。


良かったら、よろしくお願いします。




「もしもし、阿多くん。どうしたの?」

「あ、いや、愛花さん。今、電話、大丈夫?」


阿多はぎこちない声で、電話で愛花に答える。


「うん、今日は仕事休みだから、大丈夫だよ」

「あ、そうなんだ。実は僕も今日は休みなんだ。もし良かったら、今から会えない?」


「ごめん。今日は友達と倉庫街のカフェで、ランチする約束してるんだ」

「え・・・、そうなんだ。えぇ、その友達って男なの?」


「違うよ。同じ会社の同僚の女の子だよ」

「あ、そうなんだ。ふぅ、え、あ、そうそう倉庫街って、何なの?」


「S市郊外にある、倉庫の集合地帯の事だよ。港からの荷物とかを、一時的に倉庫に置いておけるようにしてる所よ」


「あ、川中橋を渡って行く、人工島の所?」

「そうそう、江戸時代の出島みたいって話題になって、倉庫だけに使用するの勿体ないから、最近、カフェが出来たんだ」


「そうだったんだ。僕は流行に疎いから、知らなかったよ。ふーん、良いなぁ、愛花さん」

「もし、今日行ってみて良かったら、阿多くんも今度、一緒に行こうよ」


「うん、そうだね。そうしよう」

阿多は愛花との、ひとときの楽しい会話を、電話でした後、元気を取り戻した。


愛花の声を聞いていると、自分の悩みやネガティブな感情が、全て吹き飛んでしまう様な、そんな気持ちになる。


阿多は、自分の気持ちが救われた様な気がした。


そして、彼はある目的地に向かっていた。自分が入院させてしまった、少年タケルの病室である。





少年タケルが入院した病院と、その病室を山田から聞いていた阿多は、すんなりとそこまで行く事が出来た。


本当は、阿多はタケルに謝りたかった。でも、それをするには、自分がキモクサマンであった事実を、伝えなければならない。阿多には、その勇気がなかった。


阿多はお見舞いという名目で、タケルの病室を訪れる事が精一杯だった。



タケルの病室の前で、阿多は深呼吸をする。キモクサマンの悪口を何と言われても、受け止めようと阿多は覚悟する。


阿多は、コンコンとドアをノックし、少年の病室のドアを開ける。



「あ、阿多のお兄ちゃん!」

タケル少年は病室のベッドの上で、絵本を読んでいた。その横のベッドには、タケルの母親が座っている。阿多は思ったよりもタケルが元気そうなので、気持ちが少し楽になる。


「心配でお見舞いに来ました。身体の方は大丈夫なんですか?」


阿多は隣のベッドに座っているタケルの母親に、タケルと母親自身の容態の事を聞く。彼女もタケル同様、犠牲者なのだ。彼女に対しても罪の意識が重い。


「えぇ、まだちょっと目眩や吐き気があるんですが、だいぶ良くなって来ています。タケルの方も、もう少しで退院出来そうです」


「それは、良かったです。タケルくんも元気そうで安心したよ」

阿多は母親とタケルの方を交互に見て、声を掛ける。安心したというのは、阿多の本心だった。


「阿多のお兄ちゃん。キモクサマンはホントは悪くないんだよ。怪人から僕達を助けてくれたのに、みんな信じてくれないんだ」


タケルが阿多に向かって、訴え掛ける。阿多は彼等の話に耳を傾ける。


彼等がキモクサマンの事をどう思っているのか、阿多は彼等の本音が聞きたかった。


















読んで頂き、ありがとうございました。

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