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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
三章

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32/82

少年とアホなヒーローの友情

良かったら、読んでいって下さい。


アニメ好きが楽しめる作品、"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。


読みにくい所を、少し修正しました。


現在、三作目の"美女が惚れるエロ侍"も同時に連載しています。エロくてカッコいい男を目指している人にオススメの作品になってます。


良かったら、他の作品も、よろしくお願いします。




五歳の少年タケルは、キモクサマンと赤鬼の怪人の戦いを一部始終見ていた。タケルは、怪人が倒されたのを見て、安心して、母親の胸の中で号泣する。


そして、タケルは思い起こす。


自分が憧れ、あんな風になりたいと思っていた、イケメンインテリズ。そのヒーローのトークショーに、楽しみにしてやって来た。


そこで、怪人に襲われ、ヒーローの彼等に助けを求めた。でも、彼等は自分を見捨てて、逃げて行った。


舞台下にいた野次馬達。彼等は、自分が怪人に殺されそうになっているのに、ただ、見ているだけだった。


大人達なんて信用出来ない。誰も、みんな、子供の僕を助けてくれない。タケルは孤独で不安になり、辛くて、悲しかった。



そんな、僕を助けてくれたのは、みんなから嫌われ、気持ち悪い、臭いと言われているヒーローだけだった。


キモクサマンだけだった・・・。


タケルは分かった。

誰が本当で、本物のヒーローなのかを・・・。




キモクサマンは舞台上の中央で、ぼけーっと立っている。相変わらず、何を考えているのか分からない。


タケルの母親は、タケルを引き連れて、恐る恐るキモクサマンに近付いて行き、キモクサマンに声を掛ける。


「我が子、タケルを助けて頂き、ありがとうございます。本当に御礼のしようがございません。このご恩は一生忘れません」


タケルの母親はキモクサマンに、深々と頭を下げる。母親も、息子の命の恩人とはいえ、噂のキモクサマンだけに、かなり警戒している。


キモクサマンは以前、話を聞いているのか、いないのか分からない、無関心な素振りを見せ、ただ立っている。


少年タケルは、母親の手を離れ、キモクサマンにより近付いて、話し掛ける。


「キモクサマン、助けてくれてありがとう。僕、嬉しかったよ。お礼に、僕のおやつのクッキーを分けてあげるよ」


タケルは、ズボンのポケットから、クッキーの箱を取り出し、キモクサマンに渡す。


キモクサマンは、それを受け取る。キモクサマンはぐへへと笑い出し、飛び上がって喜び、奇声を上げる。


少年タケルの気持ちが、キモクサマンに通じたのだ。


それから、タケルとキモクサマンは舞台の上で、あぐらをかいて、隣同士座る。


キモクサマンは夢中で、クッキーを食べている。タケルは、そんなヒーローを面白そうに見ている。母親は少し離れた所で、その様子を嬉しそうに眺めていた。




少年とキモクサマンの友情が、芽生えた微笑ましい瞬間であった。





キモクサマンはクッキーを食べる事が、あまりに嬉し過ぎて、気を抜いてしまう。思わず、けつが緩む。


黒のブリーフから、プスーっという音と共に、屁が漏れる。辺りに悪臭が広がる。その悪臭は、毒ガスとなり、少年タケルと母親を襲う。


「キ、キモクサマン・・・・・・・。くさっ!」


少年タケルは泡を吹いて、失神する。タケルの母親も同様に泡を吹いて、倒れる。


キモクサマンはその様子を、ぐへへ、ぐへへと笑って見ていた。しかし、キモクサマンの口元へもキモクサマンの屁の臭いが忍び寄る。


キモクサマンは、自分の屁の臭いで気持ち悪くなり、おえーっと吐き出す。



ほとんど人が居なくなった静かな舞台会場には、ただ、キモクサマンが吐いている声だけが響き渡っていた・・・・・・・・。















読んで頂き、ありがとうございました。

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