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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
三章

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29/82

誰が戦うんだ?

良かったら、読んでいって下さい。


アニメ好きの為の小説、"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しています。


現在、三作目の"美女が惚れるエロ侍"も同時に連載しています。エロくてカッコいい男を目指している人にオススメの作品になってます。


良かったら、よろしくお願いします。




「俺は暴れたくて、イライラしてるんだ!貴様等、このガキを助けたかったら、かかって来いよ、コラ!」

赤鬼の怪人オニサンレッドは再び、イケメンインテリズの二人のヒーローを挑発する。


「ハッキリ言いましょう!怪人と戦うなんて、バカのする事です」

メガネをかけている方のヒーロー、ゴッツインテリがメガネのズレを直しながら、怪人に答える。


阿多は、何言ってんだ、こいつと、心の中で呟き、舞台袖からゴッツインテリをじっと見る。


「何だと?お前達、ヒーローじゃないのか?怪人と戦うのが仕事じゃないのか?」

オニサンレッドは意外な返答が来た為、ちょっと戸惑う。


「私達の仕事は、テレビに出て、CMをスポンサーから貰ったり、SNSをバズらせるのが仕事です。怪人と戦っても、お金は稼げません。だから、戦いません。私達はヒーローと言う、ビジネスをやっているのです」


ゴッツインテリは淡々と怪人に答える。


「じゃあ、俺との戦いは?」

「もちろん、ありません。無駄ですから」

と言って、ゴッツインテリは隣のメッサイケメンと二人して、ゆっくりと舞台から降りて行く。


「待ってよ!メッサイケメン!ゴッツインテリ!僕を助けてよ!」

五歳の男の子、タケルは、必死で叫ぶ。襟首を怪人に捕まれているので、タケルは逃げられない。



メッサイケメンは舞台の階段を降りながら、振り返り、男の子に言い放つ。


「バカなのか?このガキ!今、無駄だって言ってんだろうが!そもそもな、俺達は弱いんだ。怪人と戦っても勝てねぇんだわ。だから、他の奴に助けてもらうか、諦めて死ね」


「お願いです。どうかタケルを助けて下さい。お願いします。何でもしますから」


タケルの母親は、ヒーロー二人の前に立ち、泣き付いて頼む。


「子がバカなら、親もやっぱりバカだな。無理だって言ってるだろ!」

メッサイケメンはタケルの母親を手で押し退け、また階段を降りて行く。


阿多は舞台袖から、この様子を見ていて、拳を握り締める。


「お前達、それでもヒーローかよ!」

舞台の下にいた野次馬の中の一人が、イケメンインテリズ達に、叫ぶ。


「あの子供と母親が可哀想だとは思わないのか?」

「そうだ!そうだ!」

他の野次馬達も叫び出す。


「だったら、あなた達が怪人と戦って、あの子供と母親を助けたらどうですか?」

ゴッツインテリが叫んでいる野次馬達に向かって、言い放つ。


「所詮、あなた達も、批判しか出来ない臆病者達ですね。まぁ、ホントにあの怪人に向かって行ったら、あの金棒で、殴り殺されるのは必至ですがね」


ゴッツインテリは、オニサンレッドと野次馬達をチラリと見て、広場を歩いて行く。野次馬達は何も言えず、うつむく。



「ちょっと待てよ!俺の事は無視かよ!」

オニサンレッドは二人のヒーローに呼び掛けるが、彼等は無視して、その場を離れて行く。


「お願いです。怪人さん、止めて下さい。タケルを助けて」

タケルの母親は、オニサンレッドから我が子を救おうと怪人に飛び掛かる。


「どけ、放せ!」

オニサンレッドは、母親が掴んできたのを、振り払う。母親は勢い良く、ぶっ飛ばされる。タケルはそれを見て、お母さんと泣き叫ぶ。



阿多は、怒りで震えていた。我慢の限界が近付いていた。





読んで頂きありがとうございました。

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