そんなにですか?
良かったら、読んでいって下さい。
アニメ好きの為の小説、"アニメ好き限定!掟破りのモテ戦略"が完結して、掲載しております。
現在、三作目の"美女が惚れるエロ侍"も同時に連載しています。エロくてカッコいい男を目指している人にオススメの作品になってます。
良かったら、そちらの方もよろしくお願いします。
「何だって!!」
テレビ番組の市長の発言に対して、阿多は驚き、席を立ち上がる。
「わ、どうしたの?阿多くん。何かあったの?」
愛花がビックリして、阿多の顔を見る。
「いや、スーパーによく来る仲の良いお得意さんに、英雄仮面同盟の人がいるから、ちょっと心配になって。活動停止とか、ないよなって思って・・・」
「阿多くん、優しいんだね」
愛花は微笑んで、またテレビの方を見る。阿多も再び席に着いて、テレビに目を向ける。
「役立たずでカッコ悪い、英雄仮面同盟に変わって、このわたくしが設立したヒーロー軍団"イケメンインテリズ"がS市の皆様を怪人達からお守りするザマス」
テレビの中で女性市長がアナウンサーに答える。
「ヒーローは見た目と頭の良さが大事。そして、市民に愛されないといけないザマス。それに比べ、キモクサマンは怪人と同じ、市民の敵。排除しないといけないザマス」
市長が熱く語る。阿多は何でだよ、ふざけんなよと心の中で思い、テレビ画面に映る市長を睨む。
「私もキモクサマン、大嫌いだわ。嫌がる女の人に抱き付くのって最低よね。オナラも毒ガスみたいに臭いらしいし。一刻も早く、S市から出て行って欲しいわ。この市長に賛成!」
愛花がテレビに向かって話す。えぇー、そんなに自分って嫌われてるんですかと、阿多は愛花の方を困惑した顔で見る。
阿多は考える。自分はみんなを助ける為に怪人と戦っていたのに、それはみんなにとって嫌がる事であった。自分が命を懸けてやってた事は、間違いだったのかと。
ドンドン気分が落ち込んでくる。阿多は段々、気分が悪くなってきた。
「大丈夫?阿多くん。何だか顔色が悪いよ」
「急に体調が悪くなってきたみたい。今日は無理かもしれない。うちに帰って、ゆっくり休んでもいいかな?」
「うん、その方がいいね。無理は良くないから。うちまで送っていこうか?」
「いや、一人で帰れるよ。ありがとう、心配してくれて。ごめんね、途中で帰る様な形になって」
「ううん、気にしないで。気を付けて帰って、ゆっくり休んでね」
阿多は愛花と別れ、自分のアパートにフラフラになりながら、たどり着く。そして、敷いている布団に倒れる様に寝転がる。
その時、阿多の携帯電話の着信音が鳴る。阿多はかけてきた相手を確認する。電話の相手は、英雄仮面同盟のボス、駄段であった。
「もしもし、阿多くん。大変な事になったぞ!」
「もしかして、例の新しい市長の事ですか?」
「そうじゃ。ワシら英雄仮面同盟をキモクサマンごと排除しようとしておる」
「あれ?そこはキモクサマンって通り名じゃなくて、クレイジーフールって呼び方じゃないんですか?」
「世間は今やキモクサマンで、君の事を認知しておる。その方が話が早いじゃろ?」
「はぁ・・・。言われる方は嫌なんですが・・・」
「単刀直入に言おう。キモクサマンに変身する事をしばらくの間、禁止してくれ」
「え・・・」
「理由は分かるじゃろ?君はS市の人々から、怪人以上に嫌われておる。このままだとホントにS市に住めなくなるぞ!分かったな?」
この日、阿多は泣いた・・・・。
朝まで泣き続けた・・・・・。
読んで頂きありがとうございました。




