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あなたは世界で一番強いヒーローになりたいですか?(注)ただしアホになりますが・・・  作者: かたりべダンロー
二章

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15/82

アホで最強なヒーローの初デート

よろしくお願いします。

 ゴリクマオトコ襲撃事件から一か月後、スーパー”ニクニクマート”は営業を再開していた。


壊れた窓ガラスや陳列棚などは、新しい物と交換され、その他壊されていた箇所は綺麗に修理されていた。店長黒原はその問題のある行動や、言動から他の店へと異動となっていた。


阿多はまた、何も変わらないスーパーの業務をこなす毎日に、舞い戻っていた。



 

 阿多には実は、好きな女性がいる。スーパーのお客さんの一人、東野愛花(ひがしのあいか)であった。


店でよく話し掛けられて、何度か顔を合わせる内に、好意を持ったのである。しかし、阿多はネガティブで自信がない性格であった為、ルックスの良い愛花を、デートに誘う事が出来なかった。



 そんな阿多だったが、最近、変化が見られるようになってきた。

怪人との戦いで、自分もやればできるという自信を持つことが、出来たのである。阿多は、愛花と話が盛り上がったタイミングで、デートを誘おうと決意する。




「愛花さん、もし良かったら、今度の日曜日、二人でS市の遊園地に、遊びに行かないですか?新しいアトラクションが、オープンするらしいんですよ。今までにない、斬新な乗り物みたいなんです。愛花さんが他に予定がなければ、いいんですけど・・・・・」

 

 阿多は、ちょっと自信なさげに、愛花の顔を伺う。愛花は、一瞬戸惑いの仕草を見せたが、しばらく考えて答える。


「いいですよ。その日は、予定がないんで。私も、そのアトラクション、興味があったんで、よろしくお願いします」

 

 愛花は、阿多の方を見て、微笑む。阿多は、断られると覚悟していただけに、興奮して飛び上がる。


阿多は、自分のはしゃいだ行動に、愛花が引いているのではと、一瞬、表情を確認し、照れた表情を浮かべ、申し訳なさそうにうつむく。愛花は、そんな阿多を見ても、微笑んだままだ。


 阿多は、愛花と連絡先を交換し、愛花は店を後にする。阿多は、小さくガッツポーズし、また、仕事を頑張るのであった。





 

 デート前日、阿多は期待と不安で、なかなか寝付けないでいた。デートプランは、綿密に考えたが、女性との付き合いに慣れていない阿多は、落ち着かないで、色んな思考が溢れていた。


 どんな話題で愛花とのデートを、盛り上げようかと考えていたその時に、ふと左手の腕時計型変身装置(ブレスト)が目に入る。自分がヒーローである事を、話すべきか・・・・・。


 いや、それは絶対に出来ない。普通のヒーローは、自分や周りの人達に、危害が及ぶから、自分の正体を話さないのが、セオリーだけれども、自分の場合は違う。



 自分はそう・・・・キモクサマンと呼ばれているのだ・・・・・・・絶対に知られたくないし、知られちゃいけない。


 この間の事件で、お漏らしをして、オナラで市民を病院送りにした。嫌がる女性に抱き付き、お触りもした。


これらの最低の行為をしたことが、ニュースで報道されている。正体がバレれば、自分は愛花に確実に嫌われる。


愛花だけではない。もうこの街では、恥ずかしくて申し訳なくて、自分は住めない。阿多は、絶対に正体がバレないように、注意しようと決心する。



 阿多は再び、ブレストに視線を移す。明日のデートの時、まさかないとは思うけど、怪人と出会うかもしれない。


ブレストを念の為に、装着して行くかと、阿多は考える。変身すると、お漏らしもするから、オムツも履いといた方がいいなと、準備する。


自分はホントに心配性だなと、苦笑いしながら、再び、床に就く阿多であった。




 しかし、阿多の予感は、的中することになる・・・・・

 悪役怪人協会幹部にして、千人以上の人間を、惨殺してきた最悪の怪人、カマキリンと遊園地で

死闘する事になるのであった・・・・・・

 









 

























 






 


読んで頂きありがとうございました。

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