表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第1話 いつもの教室




ピンクの可愛いハートの雲。

ふわふわのマシュマロとサクサクのパイを食べながら

大きなお城でいつか現れる

白馬の王子様を待ってるの〜




そんなことを思い浮かべながら

窓の外を見ているとお昼休みのチャイムが鳴る


「あ〜、早く来ないかな。」


高校2年のあいは妄想をしながら

出会いのない高校生活にため息をついた。


「なーに、言ってんの!

いくら出会いが無くても白馬の王子様はないわ〜(笑)」

「今どき風に言うとぉー、ベンツに乗ったアラブの石油王が

迎えに来るぅー、みたいなぁ?」

「いや、ベンツに石油王ってwwww」


小学生の頃から一緒に居る、いわば幼なじみの3人が

お昼を食べようと迎えに来た。


「はいはい、早く食堂に行こ!

今日こそ焼きそばパン買うんだー!」

ポニーテールが特徴のハルは運動神経抜群の

ソフトボール部部長で私たちの中で姉さんのような存在

いつも私たちを引っ張ってくれる。


例えばこの前、体育の授業でバスケゴールが

入らない時にはアドバイスをしたりと

補習まで付き合ってくれた。


「ハルはいつも元気だねー。その元気分けて欲しいよ」

「え、そんなことないよ!

うーん、しぃて言えば、食べることかな。?

ほら、食べたら元気出るでしょ!」

「ダイエット中〜」

「みるもダイエットぉ〜!」

「2人ともそんなに細いんだからダイエットしなくていいよ!」

「だってぇ〜、お腹ぷよぷよなんだもんっ」

「もんっ!」

「腹筋つけたら細くなるよ」


みるは身長も低くぱっちりお目目のふわふわロング

小動物のような愛くるしさで

中学の時は男子にもすごくモテた。

放課後、昼休みは告白が後を絶たなかった。

今でも街を歩いてるとスカウトをされることが多く

本人は「興味無い」の一点張り。

嫉妬など男トラブルが多かったので女子高に入学した。

幸いなことに仲良し4人で入学し、

同じクラスになれたので今は幸せな時間を過ごしている。



そして、最後にケータイをいじってるのはマホ。

成績優秀、学年合計成績1位。

生徒会長候補にも名前を挙げられたが

当の本人が表舞台が苦手なためやる気もなく

休み時間の度にゲームをしてる。

テスト当日は絶対と言っていいほど

教科担任に「今回も100点いただきます」と

ケンカを売るため、100点は取れないようにと

テスト後半には難問を複数作るようになった。

他の子達は赤点を取らないように必死に勉強するなど

学校の偏差値があがっていった。






お昼を食べ終わり

クラスに帰ろうと廊下へ出た時

私たち4人を光がつつんだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ