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猫屋襲来

お読みいただき、感謝感謝であります。




「それでは皆さん、行動開始です。」

 そう店主の剣が言い放ち店を出てから、かれこれ数日が過ぎた。

 発端の張本人は彼方此方へ飛んでは、情報を集めているようだが、まだ一度も戻らないので定かではない。


 蓮は、店主が手掛けた後、すぐに学校へ行き、魚の王と植物の王を用務員に扮していた保護士と共に五稜郭まで移動させた。

 とりあえず、店主に頼まれた蓮の任務はこれで完了だ。

 あとは大人しく店番をするのみである。

 一人になった猫屋で、蓮は瑞樹に勧められやり始めた小型ゲーム機を手にし、黙々と画面を睨み続けている。


 沈黙の中、シャランシャランとドアベルの音が響き渡った。


 店に入ってきたのは、瑞樹と華子であった。

 先日、学校行事で行った校外学習の発表を今度の参観日に班ごとに行う予定なのだが、授業中では終わらなかったのだ。

 そこで日にちも無いので、放課後に集まることになった。

 蓮の班は、瑞樹と華子ともう一人の子の四人の班であったのだが、今日はもう一人は習い事で都合が付かなかった。

 ならば、場所は集まりやすい猫屋でいいだろうと、蓮は瑞樹に押し切られたのである。

 今の状況を考えると、色々と不安ではあるが、自分がいるのでどうにかなるだろうと、蓮は了承した。


「いらっしゃい。」

 店に入ってきた二人を蓮は奥のテーブルへと案内する。


 子供同士の他愛無い語いを大いに挟みながら作業は進んでいった。


 一時間は過ぎただろうか、もう作業もほとんど終え、それぞれの一言二言、述べる感想を考えるだけとなっていた時だった。


 入り口のドアをドンドンドンドンッと強く何度も打ち付ける様に叩く音が店内に響き渡った。


 蓮は入り口を見つめる。

 ドアノブは何も反応を見せていない。


「おーい、猫野郎。いるんだろう?クソっ、硬いな。開けろよ~」

 扉の向こう側で、まだ声変わりのしていない奴がそう叫んでいる。


 蓮は直ぐに動いた。

 瑞樹と華子にテーブルの下へ潜るように指示し、耳を塞ぎ、体を小さくして絶対に動かず、音を立てないようにと忠告した。


 さらにこうも続けた。

「瑞樹、華子。俺、もう蓮じゃなくなるかもしれないから、先に謝っておくな!発表、一緒に出来なくて、ごめん。俺抜きでも、発表頑張ってくれよ!!」


 蓮はそう言うと、一瞬で体を覆い尽くす様な眩い光を纏う。

 次の瞬間、2人は見たことの無い若い男性が2人の目の前に現れた。

 今まで蓮が居たはずの場所には、新しめの皺が少しばかりあるスーツを着た中肉中背の爽やかそうな短髪の青年が立っていた。

 彼は駆け出すと、カウンターの上に置かれたスプレーを手に取り、シュッシュッと店内にスプレーを巻き散らす。

 念のために自分にも吹きかけた。

 スプレーの中身が無くなるまで押し続け、プスプスッと残りの少なさを伝える音に変わった缶を床へと投げ、部屋の隅に追いやった。


 そのすぐ後、何かが入り口のドアにぶつかるドゴーンという激しい音が店内へ響き渡った。

 入り口の扉が破壊されていた。

 どうやら強引に店に侵入してきたようだ。


 そこにいたのは、本田を殺害したあの二人組であった。


 蓮は鼠の王から本田の訃報話を聞いていたので、彼らの容姿を一目見て、彼らが本田を襲った者達であると判断できた。

 本田を襲った者達は、とある御方にそっくりであると報告を受けていたからだ。

 そして、それは、アクシス(Axis)のクローン体(Q)であるという事であった。


 ふぅと、小さく息を吐き、蓮は彼らをジッと見つめた。


 さあ、俺になんと話し掛けてくる??

 心の中で、そう呟き、彼らの言動を逃さないようにと身構える。


 彼らが、店内に侵入し、前を歩く小さい方の少年が、蓮の事を認識した。

 そして、蓮の姿を見るなり、ヘラヘラと笑い、軽口で、話し掛けてきたのだ。


「あ~れ~?ゴーじゃん。何で居るの~??」

 その言葉を聞き、やはりそうなのかと、蓮は心の中で呟いた。


 あの時、甘草が益田を連絡も入れずに猫屋に連れて来たことに酷い違和感があった。

 甘草は慎重でそんなミスをするような人ではない。

 わざわざそうしたか、連絡を入れられない状況であったのだろうと読む。


 益田が今起きている事件に何かしらの形で関わっていると本部は疑っていたようで、甘草は彼の本性を読んで欲しいという依頼で連れてきたのだと、話の中から瞬時に判断した。


 剣は強い匂いを出さぬように軽く読み取る。

 ビンゴであった。

 本来ならばその場で記憶消しや本体の抹消をするのだが、彼は泳がせることにしたらしい。


 そして、今、益田の容姿を借りて、蓮はQたちと向き合っている。

 明らかに益田と知り合いだという反応を示したQに、蓮は苦笑した。


 やっぱり益田は、こいつ等のスパイだったか…。


「行き違いにならなくて良かった。先日、東京であなた方が起こした事件の所為で、俺はここに派遣され、ここの留守番と警護を命じられている。王たちはもうここには居ない。すでに場所を移されたようだ。」

 記憶を手繰り寄せて、あの時の益田の態度や言動の仕方を思い出しながら返答をする。

 だが、この者達とどのような接し方をしていたのかは分からないため、不安が広がる。


 案の定、態度が異なっていたようで、少年は少し驚いた表情をした。


「あれ?俺達に近づいても。うわっ、クッセーとは言わないんだね~。」

 明らかに疑いの目を向けられた。


「ああ、ここは猫の王の棲み処だからな。鼻はすでに狂っている。それに、ここへ来る前に能力を抑えられる薬も飲まされた。凄いんだぜ、あの匂いを緩和させるスプレーも開発されていたんだ。あ、ほら、これだ。」

 部屋の隅にぶん投げたスプレーを蓮は拾い上げ、彼に手渡した。

 薬は開発もされていないが、益田であると思い込んで貰うためにもそれっぽい嘘をつく。

 スプレーは本物だし、思考を攪乱させられるだろう。


 少年は興味なさげにスプレーを受け取ると、押してみる。

 だが、残りカスのさらに残り香が、プシュっと出ただけであった。

 少年は容器を覗き見るが、容器の底に僅かに液体が残る程度でと乾いた音が鳴るだけである。

 ジトッと恨めしい目で蓮を見たあと、彼は空の容器を放り投げた。


 植木に容器が当たり、床に落ちる。

 その植木の近くには瑞樹たちが身を潜めている。

 体を強張らせ、寄り添うように2人は身を縮めていた。


「それで、そこに居る奴らはなんだ?」

 瑞樹たちの居る方向へ親指を向け、少年の後ろで店を物色していた青年がそう、ゆっくりと近づきながら蓮に質問してきた。


 確か、青年がエイト、少年がイレブンと呼び合っていたとカピバラが言っていた。

 やはりと言うか、こいつ等は、あの方にそっくりだな…。


 蓮の背後に居る瑞樹たちの方へ、イレブンが行こうとするので、すぐさま、体で道を塞ぎ、通さんとした。


「こ、こいつらは、この店の常連客で、何も知らない。顔を伏せて、耳も塞ぐよう指示している。何も見ていないし聞いていない。だから、見逃してやってくれ。たまたま、ここに宿題をやりに来ていただけなんだ。」

 そう必死に蓮は訴えると、先程まで宿題を広げていたテーブルへ視線を向ける。

 そこには、数冊のノートと、紙が散乱していた。


 イレブンはそれを確認すると、エイトに目をやる。

 エイトが蓮をジッと見つめる。


 エイトが静かに口を開いた。

「確かに、そこにいる小僧共は、何も知らない様だ。恐怖心しか伝わってこない。だが、お前…何故お前からも何も聞こえてこないんだ?」

 そう、エイトが蓮を見据え、些細な態度も見逃さないように見つめ、じっくりと返答を待っている。


 コイツ、このエイトって方は、|ヒトの心の声を聞くことまたは読み取る能力リンク持ちだったのか…しくじったか!?


「え、もしかして聞こえていないのか?何でだ?俺はないもしていないのに…ハッ!?もしかしたら、薬の所為なのかもしれないな。」

 苦しいがこれしか今は言い訳が思いつかなかった。


「……そうか……イレブン、ここには何もないようだ。二階にも寝室があるだけで何もなかった。ここはもう用済みだ。次に行こう。おい、ゴーと言ったか、お前は王たちの行き先は、知っているのか?」

 蓮に向かいエイトは聞く。


 小生意気で人に話を聞く態度ではないが、瑞樹たちが人質状態の為に蓮は我慢する。

 蓮にならどうにでも出来るだろうが、後々面倒にならないようにするには、これが一番いい方法だろう。


「いいや、行き先は俺のようなペーペーには教えてもらえなかった。」

 そう真面目ぶって蓮が答えると、

「つっかえねーな~」

 と、イレブンが煽る。


 本当に腹が立つが、我慢だ。


「まあ、いい。もう一度首都に戻ろう。」

 エイトがイレブンにそう言うと、

「じゃあさ、鼠退治をしようよ!!鳥の時みたいにちょちょいのちょいって。」

 イレブンがそう口走る。


 こいつら、鳥の王を殺したのか??

 次は鼠を狙うっていうのかよ!!

 表情に出ないように、蓮は試算する。


「そうだな、もう回りくどい事をせずに、本丸を叩こうか。組織の面倒なやり方にはウンザリだ。うん、そうしよう。」

 エイトもイレブンの意見に賛同し、入り口のドアへと向かう。


 賛同を得られたイレブンは大層ご満悦のようでニコニコとスキップしながらついて行く。

 先にエイトがドアの外れた枠を潜る。

 イレブンが枠を潜る前にクルッと振り返り、蓮に声を掛ける。


「じゃあね~ゴー。また何か情報入ったらよろしく~」

 そう少年らしい愛嬌のある口調で別れを述べて、去っていった。


 奴らが去って暫くしたのち、蓮は大きく息を吐きだした。


 瑞樹たちに被害が無くて本当に良かった。

 胸をなでおろした。


 それからすぐさま隠れている瑞樹と華子の所に向かう。

 向き合って耳を塞ぎ、下を向いて目を瞑り、縮こまっている彼らの肩に手を乗せると、体をビクッとさせた。

 瞬間的に顔を上げた2人は、蓮を見て、まだ困惑した顔をしている。


 そうだ、蓮の外見は、今、益田になっているのだった。

 そんな中、瑞樹がおずおずと言葉にする。

「お前、蓮なのか?」


「ああ、俺は蓮だ。」

 益田の見た目の蓮は淡々と答える。


「お前も、不思議な能力を持っているのか?俺、うちが変なことは薄々分かっていたから、この前のテンチョーに助けてもらった時に父ちゃんに隠し事はしないで話してって迫ったんだ。そしたら、色々話してくれた。俺の母ちゃんの不思議な力の事とかを。」

 そこまで話すと瑞樹は華子の顔を見て言い淀み、下を向き、言葉を止めた。


「瑞樹君のママも?うちのお祖母ちゃんを替えたみたいな人を猫ちゃんにする力があるの?」

 華子が目をパチパチさせながら瑞樹に質問する。


「あ、いいや、俺の母ちゃんは猫には出来ない…えっと…その…」

 瑞樹が口ごもる。


「そうだな、不思議な能力を持つ者は複数存在するが、それぞれ能力は異なるんだ。俺は、他人に変身できる。ただ、今までの姿にそのまま戻れるってことがないから…連の姿には、もう戻れないと思う。発表、一緒に出来なくなっちまって、ごめんな。」

 2人の頭を撫でながら、蓮は謝罪した。


「そっか、もうあの蓮とは…一緒に学校通えないのか…グスッ」

 瑞樹が半べそを掻きだした。


「うう、うぅ…」

 つられて華子も泣き出した。

 それにさらにつられて、蓮も涙ぐんでいる。

 丁度そのタイミングで、剣が猫屋に帰ってきた。


「ただいま!いや~九州まで行ってきちゃったよって、ん?誰だお前…蓮?」

 カウンター奥のドアを媒体として、異空間経由で帰ってきたのだが、悲しみの三人の表情を見て、目を瞬いている。


「えっ、何?なんで皆、泣いているの?蓮は…それ、どうしたの?」

 蓮が益田の容姿になっていることに驚き、剣は周りを見渡した。

 入り口のドアが壊れていることに気が付く。

 察した。


「あぁ、なんか、予想できたかも。」

 情報収集後の帰還の為に、即座に正解に辿り着いたようだ。


「とりあえず、扉を直そう。」

 そう剣は言うと、入り口に近づき、壊れた扉の破片を拾い集めた。

 まだギリギリくっ付いていた蝶番も綺麗に取り除く。


「どれにしようかな~」

 そう言いながら、観葉植物を物色する。


 先程、スプレーがぶつかった少し大きめの木であるシェフレカを見つめる。


「うん、君に決めた!」

 そう剣は言うと、蓮を呼んだ。

「蓮、これを素敵なドアにして。」


 その剣の言葉に従い、蓮はシェフレカの横に来て、考え込む。

 少しして、木に手をかざすと、手のひらから光が溢れ、木を光が覆っていく。

 扉の大きさまで光が達すると、パンッと光が弾けて、アーチドアが現れた。

 北欧の木の温もりと、上部から優しい光が入るようになっている洗礼したデザインのものであった。


「うん、やっぱり、蓮は趣味がイイね。」

 剣が嬉しそうに蓮が運んできたドアを受け取り、入り口へと取り付ける。

 ドアノブも、再びつけ直し、修復を終えた。


「さてと、ねえ、怖い思いをさせてしまったお詫びに、美味しいものをご馳走したいんだけれど、2人共いいかな?」

 剣が瑞樹と華子に言うと、2人は勢いよく首を縦に振り頷いた。


 嬉しそうに笑うと、剣は食べ物と飲み物の準備を始める。

 カップに丁寧に紅茶とミルクを注ぎ、お皿の上にケーキを並べ、トレーにそれらを乗せると綺麗な姿勢で運んできた。


 二人の前にそれらを置く。

「お土産で飼ってきたケーキだよ。苺フェアです。タルトにムース、ミルフィーユ、シュークリームにそれからこれ、ちょっとお高めショートケーキもあるよ。好きなものを選んで食べて。」


 並べられたケーキを前に、瑞樹と華子は目を輝かせ、涎が溢れそうになったようで無意識に飲み込む。

 二人はいただきますと言って、お皿へと手を伸ばした。

 タルトの皿に2人の手が伸びて同時に掴むと、にらみ合いが始まる。

 その様子に、剣が慌ててカウンター内に戻ると、皿にもう一つ同じタルトを乗せ持ってきた。

 瑞樹が元々の皿から手を離し、剣から新たなものを受け取る。


 二人はニッコリ微笑み、ケーキを口に入れた。

 幸せそうである。


 剣は2人の様子を確認し、揉め事なしと微笑んでいると、ふと思い出して、蓮に声を掛ける。

「蓮、戻る?」


 羨ましそうにケーキを頬張る2人のフォークの先を眺めていた蓮であったが、剣の問いにキリっと顔つきを替え、真剣な表情で頷き、提案を受け入れる。


「じゃあ、二階へ。部屋を解放するから。あっ、ねえ、2人とも、私は蓮と今から二階で用を済ませてくるから、少しの間、ここでケーキを食べて待っていてください。」

「うん、分かった。」

「はい。」

 二つ目のケーキを口に運びながら返事をする二人を残し、蓮と剣は猫屋の二階に上がる。

 階段を上り終えると突き当りの壁なのだが、そこに手を伸ばすと光を放ち、吸い込まれるように2人は入っていった。


 二人はいつの間にか古びた実験室へと立っている。

 部屋の中央に置かれた箱状の布の被さった物へと近づき、蓮が布を取る。

「ただいま。」

 蓮がケースの中に横たわる男にそう言い、ガラスケースの上に手を置く。

「出来たら、前回と年を近づけて…お願いっ…」

 小さく呟く。


 次の瞬間、蓮は姿を変えていた。


 変身後、喫茶店の一階フロアへと、2人は降りて行く。


「「あつ!?!?」」

 瑞樹と華子が、二階から降りてきた蓮を見て、驚いた声を上げた。


 それもそのはず、益田の姿になる前とほぼほぼ変わらぬ容姿へと戻っていたからだ。


「蓮のままじゃん。えっ、戻れたの?」

 前のめりで瑞樹が聞く。


「いーや、全く同じではないみたい。恐らく今の方が前より一つ年上なのかもくらいは成長していると思う。ほら、少し身長も伸びているでしょ。やっぱりバレるかな?」

 瑞樹の隣に蓮は並び、背比べをしたのち、不安気に言う。


「ううん、言わなければ分からないよ。急に少し背が伸びたくらい、小学生あるあるってことで問題ない。」

 華子がコロコロと笑いそう言った。


「そっか?それならいいんだけど…」

 蓮は少し自信をつけ、念のためにと、本部へ連絡すると言い残し、少し離れた位置で電話をかけ始めた。


「良かった…会えなくならなくて。」

 と、華子が無意識であったようだが、安堵の表情で小さく呟く。


 その言葉に瑞樹も

「うん。そうだね。」

 と返事をした。


 瑞樹は返事をしたものの、華子は蓮の事を心配しすぎではないかと胸にモヤが湧く。

 このモヤの正体を、瑞樹はまだ知らない。




投稿間隔が遅く申し訳ありません。

気長にお待ちくださると、大変有難いです。

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