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第三話:「あの日の約束

蒼疾「………あれ?今回はきちんと題名が合ってるような………まぁ、それはともかく、今回からようやくメインヒロインである×××や○○○、さらには△△△が出てきます!そのまま次回予告!『月水金は生ごみ出し日』乞うご期待!」

第三話:

「あの日の約束」

 まぁ、ドアノブをまわしただけで開けてはいないんだけどね♪

 だが、ドアの向こう側に誰かいたらしく、ドアノブが自動的にまわり、ドアが押されて………

「ええと、そういうことは玄関先でいってはいけません……恥ずかしいですから」

「!?」

 ウェディングドレスの大津地七海さんがなんともまぁ、玄関から出てきた。

「こほん、家間違えました」

「え?ちょっと!」

 なんだか見てはいけないものを見てしまったような気持ちでさっさと玄関の扉を閉めて俺は回れ右をした。

「しっかしまぁ、まさか大津地さん家が俺の家とそっくりだなんてなぁ………知らなかったな」

 さて、俺の家はどこだっただろうかと思っていたのだが………急いで玄関の扉が開いて俺を捕まえて大津地さんは家に引っ張り込んだ。

「……こほん、お久しぶりですね蒼疾さん」

 黒い髪の毛を揺らしながらにこりと微笑む。可愛いことは認めよう。

「?」

 首をかしげる俺に彼女は言った。

「私は婚約者ですよ、婚約者」

「?」

「何いってるの、それいうならあたしも婚約者に決まってるじゃない!」

 そういって風呂場に続くところからひとりの女の子が出てくる。意志の強そうな瞳にポニーテール……姿はウェディングドレスだった。

「あの、どちら様で?」

「がーん!!」

 そういうと床に倒れてののじをかいている。

 近づこうとしたら後ろの玄関が開く。なんだか、他人に見られたら変なことを言われるに違いないと思って急いで扉を閉めようとして動きとめた。

「久しぶり、お兄ちゃん!」

「………」

 ブーケを持った女の子がウェディングドレスで現れた。

「あの、えっと………どなた?」

「がびょーん!!」

 そういって床でののじをかき始める。

「何これ?どっきり?」

「そ、それより………蒼疾さん、これはどういうことですか?」

 俺と同じように唖然としている七海さんに俺はなんとも言えなかった。

「えっと、さぁ?」

「酷いじゃない!蒼疾!」

 立ち直ったのか俺に攻め寄ってくるポニーテール。

「どういうこと!おにいちゃん!」

 ツーテールの少女も俺によってくる。

「説明してくださいよ、蒼疾さん!!」

 そして極め付けと言っていいのだろうか?笑ったままで……ただし、目は笑っていない……七海さんが俺に近づいてくる。

「な、何がなんだか………わけわかめ?あはは………」

「「「………」」」

 しらけた雰囲気だったがいきなりポニーテールに首をつかまれてそのままリビングに直行………

―――――

「え〜、これより第一回天川蒼疾の裁判を開廷したいと思います」

 弁護士ついていない状態で俺の裁判は始まったのだった。

 さて、まずは状況を説明しよう。時間は少し巻き戻る………どうやらリビングで話を聞いたところ俺は過去にこの三人にプロポーズをしていたらしい………。

「えっと、それってこっちじゃないよな?」

「ええ、私たちはこちらに引っ越してきたようなものですから」

「………残念だけどさ、俺ってこっちに来て事故にあって記憶、あんまりないんだよね」

「「「!?」」」

 三人が驚いたような顔をする。そして、すぐに悲しそうな顔に………

「まぁ、その、嘘をつくつもりはないから!」

 俺、今物凄くかっこいいと思う。三人だって………

「蒼疾さん………」

「蒼疾………」

「お兄ちゃん………」

 すごいのはこの三人だ………だって、まだ小学生の頃の約束を覚えてるだから。

 だが、感動に浸っている時間もちょっとだった。三人が同時に首をかしげたからである。

「あの、一ついいですか?」

「ん?何?七海さん?」

「七海で結構です………あの、どなたと結婚するっておっしゃられたんですか?」

「………」

 そうなのだ、三人が三人、ウェディングドレスということは結婚だろう。固まる空気の中、ポニーテールが俺の手をとった。名前は緋斑奈々枝。

「こほん、じゃああっちの部屋であたしが蒼疾に聞いてくるわ」

 そういって寝室を指さす。

「待った、その役目はわたしがするから」

 そういってツーテールの少女が立ち上がって俺の手をとる。彼女の名前は三塚菜々子

「何いってるんですか、その役目は私がやりますからお二人は座っててください」

 最後に絶ったのは大津地七海。なんだか怖い雰囲気になったので俺は言った。

「えっと…………かすかにだけど俺、覚えてるから……確か、ななちゃんと結婚するって………だからさ、この中でななちゃんていう愛称で呼ばれていた子にプロポーズしたってことじゃない?」

 実に妙案だ。俺って頭いいと思っていると………

「蒼疾さん………みんな、ななちゃんです」

 七海に奈々枝、菜々子………スリーセブンじゃん。

「じゃ、じゃあいっそのこと三人………」

 そういった瞬間に縄でぐるぐるまきにされてその場に転がされた。

「……蒼疾、そういうことはいっちゃいけないわ」

「そうだよ、お兄ちゃん」

 にこりと笑っている二人が怖い。

「そういう悪いことをする人には裁判が必要ですね♪」

 次回は………次回は地獄だ!


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