二話 異世界のこれまで
9・20
修正をかけました
「まず最初に言っておこう。倒して欲しいのは魔王ではなく、一国の王だ。 今は魔王と言っても過言ではないがな。」
僕は倒す相手が魔王ではなく王様であることに驚いたが、口には出さなかった。
恐らく、先生がこれから話してくれることにあるだろうし、いちいち聞いていたら、時間がなくなりそうだったので、大人しく聞くことにした。
「ことの発端は200年前、自らを神と名乗る、ガナリウスという一人の男が現れ、 大国の王、——名はタルステアというのだが——と契約を結んだ。
その契約の中身は、王の一番の側近ですら知らされていなかった。
当時は、タルステアは、国民に対してとても献身的な王だったので、“きっと良いものに違いない”と、誰も疑わなっかった。
今となってはきちんと調べるべきだったと反省しておる。なにせ、その契約は、この世界全てを破壊し尽くす事で、タルステアを、新しい世界の神にするという、全人類を皆殺しにし、自分だけ助かろうとする、とてつもない契約じゃった。
それに気付いたのは、僅か3年前のことじゃった。
タルステアは、自分の契約が露見したのに気付いたのだろう。捕えようと思い、部屋に行ったらもぬけの殻だった。
現在、タルステアは、魔人や魔物を引き連れて、新たな国を作り、自称神とともに力を溜め込んでいる。
こちらも、黙って殺られるつもりはないので、兵力増加をはかっているが戦力が足りない。
そこで我らがたどり着いたのが、勇者召喚だった。というわけだ。質問があればしてくれ。
装備等必要なものはメニューウィンドウの、マルチケースの中に入っている。それに、みながやっているVRゲームのようにしておいたから、ゲームのようにスキルも取れるし、ステータスウィンドウも、開けるようにしてある。これを踏まえて何かしつもんはあるかな?」
一時間ほどの質疑応答があったが、いろいろな質問があって、ごちゃごちゃなので、要約させてもらうと、こういうことらしい。
一つ・この世界は魔人達の国を含め、3つの国から成っているらしい
二つ・この世界には、僕達のクラスだけではなく、学年全体が転移しているらしい
三つ・この世界の人間は寿命が大体300年あるらしい
この他にも、いろいろな質問があったのだが、特に覚えるべきことはなかった為忘れてしまった。
僕達は、突然のことに戸惑いながらも、先生からおしえてもらった事を試してみることにした。
以外と早めに投稿できました!今回も読んでいただきありがとうごあいました!
皆さん、もうすぐ夏休みですね〜。蟹熊のように宿題(課題)を溜めてはだめですヨ!
夏休みも部活が結構あるので投稿ペースは変わりません。だいたい1しゅうかんに一話投稿出来るよう頑張ります!