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あれ? トイレどこ(「・∀・)

「・・・・・短かっ」

「悪かったねっ」

 どうも僕の説明は短すぎたらしい。うまくまとめることができたと思ったんだけど・・・。

ルール一つしか言えてなかったじゃねぇか」

「他に言うことてある? おおまかに説明するだけにしとかないと、別のことまでたくさん話さないといけなけないからここまでにしたんだよ」

「抽象的すぎて意味わかんねぇぞ」

 どうせ僕の表現力はこのくらいだ。

「・・・・・わかった、俺が説明する。」

「お、お前・・・・・・」

 はい、少し今の状況を説明したいと思います。それは、『目の前に二人の精霊っぽいのがいる。そして、そいつらはこの世界のことを何一つ分かっていない』ということだ。

 ちなみに二人とも女の子である。

 そして、僕の横にいるアホは獅倉噬吾しぐら ぜいあだ。

「このカスが言ったこと以外のルールは、沢山あるんだが今日紙に書いて夜見せ」

「やめえええええい!!!」

 マジでそれは止めとけ、お前字ぃ書くのすごく下手じゃん。覚えてるならそこで言えよ。・・・・・・・・・・・・・・・・いや、待てよ。ここで書かせて思い切り笑ってやるのもいいな。

「あーーー、い、いいよ。紙に書けば? そっちの方がわかりやすいとおもうし」

「わー、そういうことかぁ」

「へ?」

「おい」

 彼女たちは僕達が言い合ってる間に掲示板のところに行っていた。ああ、あそこなら掲示板の横の学校机サイズの台があって、その上に正式組織のパンフレットがあったな。

 ・・・・・今、この正式組織『KARASU-鴉-』の人間は十五人。最大許容人数は五十人だから、あと三十五人入れることが可能である。そこで、だ。精霊って人数に入るの? まあ入れると考えても問題はないな。だって、十五人しかいないから。何故この話をしたのかというと、この組織が最近出来たということを知ってもらう為だ。僕と噬吾は昔から一緒に戦っていたけど、周りの人間は、初めて会ってからまだ数ヶ月しか経っていない。第一この組織を作った人物が僕と噬吾だ。この組織に勧誘したのも僕達である。イコール、すぐに打ち解けるという訳だ。

 僕と噬吾の昔の働きでお金は大量に存在していて、それで豪華な組織の建物を建てたということだ。今の所、組織の中に僕達を越える力を持つ者はいない。まあ、精霊はどうだか判ったもんじゃないのだが。

 そろそろ、話についていけなくなっただろうか。では色々と説明しよう、戦闘バトルについて(彼女達にも)。

「おーい、戻っておいで~」

「ん? 何だ? それにしてもこの『ろびー』とやらは風情があっていい部屋だな」

「実態化してまだ一日しかたってないお前にない。それと、部屋じゃないからね」

「噬ちゃん、あっちに温泉があったよ。後で一緒に入ろう」

「噬ちゃんって呼ぶなと何度言えば分かる! ・・・・・・・・・・温泉か、最近は個室の風呂にしか入ってなかったから久し振りに・・・・・ってお前男風呂入る気かっ!!」

「違う違う、噬ちゃんが女風呂――――」

 ガシッ、シュバッ!

「おお、速い」

 多分、休憩所にいったのかな。それにしてもあの子、ゆかたちゃんだっけ? は、いかにも天然ってかんじだよなぁ。ま、精霊だけど。

 そして、今横にいます者は僕が召喚した精霊、えーと・・・・・・、名前・・・何だっけ?

「ちょっと、お名前を・・・・・」

「な!? し、失礼な! 昨日言ったばかりだろう!! ・・・・・うーむ、仕方ない、言ってやろうではないか」

「はい、お願いし・・・思い出したァ!!」

「失礼だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ボコッ、(ぎゃああああ・・・・・・!)

 思い切り殴られました。・・・・・・・・・・アソコを。

「何故にアッパーを・・・(ゴロンゴロン)」←男の勲章を押さえて悶え苦しむ僕。

「なんと見苦しい・・・」

 お前のせいだ。それくらい分かってくれ。

 今思ったことが一つある。アソコがダメージを喰らうと、腹も痛くなる。

「ト、トイレ・・・どこ(「・∀・)・・・('A`)」

 声もなく倒れるのだった。



         (>w< )



「で、二人気絶したまま個室に運ばれたと・・・」

「そうらしいな・・・」

「そういえば、噬吾はなんで気絶してたの?」

「いきなり、迫られてな・・・」

「(ピキ)え? どういうことか説明してもらおうか」

「別にたいしたことじゃないんだが、ゆかたが急にに脱ぎ始めて、ああ、休憩所でな。それで、通りかかった一般客にロリコンと叫ばれ、股間に蹴りを入れられたんだ。お前は?」

 おい、蹴りか。蹴りなのか。パンチより多分痛いな。ここは上手く話を逸らそう。あいつのことだ。同じ、いやそれ以上の傷みをこちらに強要しそうだ。

「あ、ぼぼぼ僕? そうだな、なにがいいかな、そうだミサイルを」

「死ね」

「もうやめんか」

 そう、僕が召喚した精霊、グライ・シャルだ。確か、シャルと呼んでくれと言っていた気がする。

「ありがとう(v^-゜)、シャル!」

「その顔がウザイ(怒)」

「ああ! もういいよ! これから話さないといけないことがたくさんあるから! いい!?」

「おお・・・」

 感嘆の声を漏らされたよ。真剣な僕は僕じゃないのか。

「じゃ、始めるよ」

「はい」

「あ、噬吾は寝てていいよ。痛いだろうし」

「なんか気持ち悪りィが、寝ることにするか。おお、痛い痛い」

「よし、じゃあ始めに簡単に自己紹介しとくよ。昨日は夜遅かったし、お前達の名前しか聞けずに寝ちまったけど。今から僕の全てを話そう」

 あれ? シリアスになったぞ?

「僕の名は隻咲音鷺せきざき ねろだよ。そしてこのカスは獅倉噬吾しぐら ぜいあだ。そういえば、ゆかたちゃんは噬吾のこと噬ちゃんって呼んでたね、昨日名前聞いたの?」

「お前はこの上ない阿呆か。私達の実態がなくてもお前らの名くらいしっておるわ」

「おバカさんだね」

「・・・・・」

 僕に得意という二文字は存在しないのか。いや、ある。僕は戦争に関してなら誰にも負けない自信がある。

「よし、次は戦争についてだ。組織の話はしたよね。それじゃあ、あとは戦い方だね。まず一番重要になってくるものがこれ、フィティングシェルだ。これは戦う時のエネルギー源と考えていい」

 フィティングシェルとは楕円形の変な球体のことで、大きさは缶コーヒーぐらいだ。そして、中に火のようなものが燈っているという不思議物である。普段は省略して『シェル』で。使い方は簡単で、取り出したら手で握り潰すだけ。一見、とても硬そう(実際硬いが)だが自分の使用するという思考に反応して崩れるように焔が体内に吸い込まれていく。

 ここで、他のシェルの種類とその管理方法を説明しておこうと思う。

「そして、今は持っていないけどギアシェル。これは物体の変形や形状記憶に使うものだよ」

 実物がないので写真を取り出す。

「ほう」

「形がちょっと違うね」

 二人とも感心はあるようなのでよかった。ここで興味を示さなかったらどうしよかと・・・。

「じゃ、次」

 持っていたもう一つの写真を取り出す。

「これは昨日の夜、君らの召喚と実体化に使って持っていないけど、これだ。手に入れるのは難しくて使用も危険を伴う。第一、自分の精霊が自分勝手だったら召喚の意味が無いけどね」

「ほほう」

「さっきのより大きいね・・・で、名前は?」

「ああ、言い忘れてたね。これは、クリエイトシェル。後はシェルの管理方法を言っとくね。主にフィティングシェルしか戦闘時は使わないんだけど、全てのシェルはこのベルトのフックに掛けとかないといいけない。取り出すのは戦う時だけにしとかないと使用不能になるんだ・・・・・った気がする」

 もったいないから誰も無駄使いはしないし、自分もやったことがない。というか、やりたくない。普通にそこら辺で売ってるけど、一つ二千円はします。マジで。

「で、あとは戦闘時のフィティングシェルの使い方だけいって終わりにするね。まずは、さっき言ったように握り潰すでしょ、そして自分の気持ちを荒げ、高ぶらせる。しかし、自分は忘れないこと。体の一部にシェルの焔を燈せばそれでも攻撃はできるし、武器があるならそれに燈していい。人それぞれに属性があったりなかったりするけど、僕は氷だよ。そして武器は、『ヘッドフォン』だ。よし今日はここまでにしよう、噬吾起こして夕餉にしよう」

 明日はこいつらについて聞き倒すぞ☆、などと口の中で転がしつつ、噬吾を思い切り蹴飛ばした。

「おおおおおおお!? なぜ蹴りやがったぁぁぁ!!!」

 さあ、僕に明日あすはあるのか気になってきましたねぇ。

 ――――――――――多分無いだろうけど。

だいたい内容は掴めましたでしょうかwww

ガンガンいきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!!!

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