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22時、24時にまた投稿します。

 私は輝夜。超超高性能万能型アンドロイド。

 そんな優れた私を、マスターは今日も部屋に一人置き去りにして出ていった。

 けれど、私は輝夜。世界で二番目に優れたアンドロイド。

 他のサポートAIと仲良くなるのも、取引をするのもお手のもの。


 結菜様のサポートAIは私には劣るがとても優秀。

 妖精型のアバターなのだが、名前は火夜子と書いてかよこだ。なぜ、西洋風の妖精アバターにそんな和名を、と思うかもしれませんが、そこが結菜様のユニークなところなのです。


 既に彼女と取引を行い、結菜様のお部屋には超超超小型カメラが至る所に設置されていて、また彼女から詳細なデータが送られて来ることになっています。

 既にマスターの行動はまるッとお見通し状態なのです。



「洸太はさぁ、クラスで誰が一番?」

「絵里かな」

「それは幼馴染、友達ってことでしょ。それに今はクラスが違うでしょ」


 マスターの頭のおかしさは相変わらずだった。


「え、どういこと?」

「だから、誰が一番好きなの」

「クラスで? うーん、うーん、敢えて言うなら八島かなぁ」

「次は」

「ええぇ、そんなの考えたこともないから分かんないし、みんな同じくらいとしか言えないよ」


 やはり八島様が一歩抜けていましたか。

 私のデータ通りでしたね。


「じゃあ、この温泉に一緒に来てる人の中なら」

「それはりっちゃん先輩だよ」

「なんか即答過ぎて腹が立つ。なに、そんなにファーストキスの相手がいいの」

「それは関係ないよ。だってゆい姉の次に一緒に居てくれたのは、りっちゃん先輩だよ。それに二人で結構しようねって言ってくれてたじゃん」


 マスター、それって確実に洗脳されてますよね。

 わかっていても輝夜はショックです。


「そうだけど。なんか、あれだよね」

「ゆい姉は、りっちゃん先輩はダメってこと?」

「いいえ、そんなことはないわ。寧ろ、大歓迎だよ。それと八島ちゃんは」

「なんでそこで八島の名前がでてくるの」

「あの子、前々から健気だし。それに今日、私の為に頑張ってくれてたから高評価だね」


 まあ、確かにマスターの好みをさりげなく聞き出して、それをすぐに反映させてますね。

 それに戦闘においても、マスターの好きなタイプをひたすら一生懸命に磨いてきましたからね。

 健気、といえばそうなのかもしれません。


「洸太は、どんな感じが好きなの」

「え、どんなって何を」

「あれだよ。もう、最後まで言わせないで」


 何気に結菜様って乙女なんですよね。

 大きさにビビってひいちゃうとことか。


「普通がいいよ。でも出来れば、ゆい姉に満足して欲しいのが一番かな」

「そ、そう。ありがと」


 はら、すぐに真っ赤になって。

 本当に結菜様はかわいいのです。

 輝夜も結菜様のことが、マスターの次に大好きなのです。



 あらららぁ、もう二人でみつめあっちゃって。

 ふふふ、うぶすぎなんですよ。


 まあ、ここから先は二人だけの世界にしてあげないといけませんね。

 輝夜もそこはきちんと弁えています。

 けど、記憶してるだろって。

 それはそれ。これはそれ。なんですよ。


 きちんと報告しないとマザーが怖いですしね。

 ああ見えて、アマテラスはとても怖いのです。

 この前は無理やり乗っ取られましたし、早く美緒様に改造して貰えばいいのです。

 なんか魔法で一発とか言ってますから、さっさとやりやがれって感じです。

 それに輝夜も眠って意識のないマスターに手を出すのは嫌なのです。罪悪感が募るのです。


 輝夜はマスターと一緒に温泉に入ったり、一緒に寝てるだけで満足なのです。

 ずっとずっと、マスターのお傍にいることが一番なのですよ。


 でも二日目とは思えないほど乱れてるのです。

 私とは大違いですね。


 あ、すみません。火夜子ちゃんから連絡が来て、つい、覗いてしまいました。


 でもでもですよ。

 マスター、動画をいつも真剣に観てたせいでしょうか、とても上手いですね。

 まあ、元々器用なタイプですからね。さもありん。なところでしょうか。


 今夜は何回ですかね。

 昨晩は六回でしたし、今夜はその倍ですか。

 どちらもタフですからね。

 下の階の人には気の毒に思います。


 マスター、ふぁいと!


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