4 閑話
短いです
「第三宇宙防衛ラインにワープ反応あり。第五宇宙艦隊は直ちに迎撃準備を。また各宇宙艦隊も惑星包囲防御陣形へ移行せよ。繰り返す。」
「懲りないですね」
「あちらの繁殖力は馬鹿げてますからね」
「でも、引退間近の鑑を引きずり出してくるところを見ると、あちらにはもう余裕なんて無さそうです」
「元帥。皇太子殿下より通信です」
「ワカヒルメ元帥。メイガス隊は必要かしら」
「殿下が出撃したいだけてすよね」
「もう少し連携を確かめたいだけです」
「それで殿下は今どちらに」
「旦那様の鑑です」
もう。お姉様だけずるいです。
私もあの艦に乗りたいのに!
「気が変わりました。メイガス隊は必要ありません」
「あなた何を言ってるの。必要に決まってるでしょう」
「殿下のメイガス隊ほどではありませんが、こちらにも少数ですがメイガスはおりますので大丈夫です。ですが、私も旦那様に会わせていただけるのなら、必要になるかもしれません」
「え。そんなので良いのですか。次は必ず呼ぼうと旦那様と話していたのですけどね」
え、そうなのですか。
なんか私、失敗しちゃいましたかね。
「ワカヒルメ元帥。皆の前でプライベートなお話は」
「皇太子殿下。第五宇宙艦隊の指揮に従い行動されるのなら、メイガス隊の出撃を認めます」
「ワカヒルメ元帥。協力に感謝します」
洸太様に会える。一月ぶりに会える。
「第五艦隊にメイガス隊が指揮下に入ると伝えろ」
「了解」
「凡そ一時間に敵艦隊が現れます。全艦隊、至急迎撃体制に移行せよ」
『こちら第二宇宙艦隊。惑星包囲防御陣形の配置完了』
「了解」
うん。私以外は浮かれてる者などいないようだ。
「ワカヒルメ元帥。第五艦隊より新型砲の使用許可申請が、」
「構わん。好きなだけ撃たせてやれ」
「はっ!」
しかし、ここまで一気に技術が進むとは。
ニビルの奴等も驚いていることだろう。
まさか、狩場にしていた餌場に、あんな技術を持っていたのかと。
もう、地球は貴様らの餌場ではないとしれ。
「今回も一匹たりとも逃すな。完全に殲滅しろ。そして、このティアマトの威を示せ!」
こうして今日も私は戦う
愛しの旦那様のために
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