フルロック
知ってるよ、わかってるよ、「うるさいなぁ。」
「私があの娘みたいになれないことなんて分かってる。」
でも、あの娘に、なりたいなぁ。
人生を楽しく生きてたい。
君と一緒に生きてたい。もはや、それだけでいいのに。
私は空に向け、手を伸ばした。
「ぐらり、くらっと、空に消える。私の人生、そんなもん。だって私は、損だもん。」
私は願うよ、「君を食べたい」
私は君を、君だけを愛してる。
私が死んでも愛してる。
「逃がさない。逃がしゃ損だ。」
頭を痛くしながら、私は歩みを続けた。
その旅路の結末が「狂いの無い死」だとしても私はその旅路を歩むよ。
「辛く苦しいだろうな。でも・・・・・・」
少女はグラッとよろめいた。少女は君へ、気持ちをはち切れそうなくらいに出して、されども小さな声で、言った
『私はその道を愛してる。』
道は途切れない。途切れーーーーーーーーーん?
「鍵が開いたので、もういいです。」
「ん、あ、はーい。」
「じゃあ、終わるか、私の話。楽しかったけど、もう、二度と書かないし。」
終わり
ロック第一