2、平和な日常
とある日記。
『遂にこの日が訪れました。
我ら母なる星地球からしばしの巣立ちの日になります。
いずれ舞い戻る頃には地球はまた以前の様に緑豊かな大地へと戻っている事でしょう。
私は静かにその時を待ちました。
家の外では大勢の人達が旅立ちの瞬間を見届けようとしています。
今、振動が響いています。
遂に旅立ちの時がやってきました。
神よ、もしもおられるならば我らに幸あらん事を・・・。
どうか新天地を無事見つけさせて下さい・・・。』
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私の名前は『鏡原三花』。皆からはみかちゃんと呼ばれています。
一応チームのリーダをしています。
『鏡原』だから『ミラー隊』。そのα機に搭乗しています。
だから識別コードは『ミラーアルファ』となります。
私の名前の由来は20世紀に活躍していたとある人気歌手、女優にあやかって『三花』と付けられました。
体型も今の私とうりふたつらしく、指導官の方々は私の事をどこか懐かし気に見てきます。
そんな私は15歳と言う年齢も相まって、昔の言葉で『ロリ巨乳』と言われています。
確かに130cmしかなく、視線が低いのがたまに傷であります。
それに引き換え、栄養分が注ぎ込まれていたのかと思う程豊満な胸部をしています。
パイロットスーツも特注品で他の衣服、下着も全て特注品になります。
なので私の隠れファンクラブもある様で平時の居住区では年配の方に握手を求められる事が多いです。
そんなリーダを務めているチームの仲間に頼もしい4人がいます。
皆私と同じ15歳。
普通だと、中学3年生か高校1年生の年頃。
仲間として、仲の良い友人として接しています。
皆、普段はセーラー服に身を包みパイロット専用の学校に通っています。
「三花ちゃん、おはよう!」
「おはようございます。」
「リーダ、おはようございます!」
「今、この瞬間は堅苦しい挨拶は無しにして下さい。」
「はっ!了解しました!。」
「舞ちゃんは今日も巫女の仕事なの?」
「はい、お父様が宮司を務めている神社は、先祖代々伝わる歴史ある所らしくその娘である自分も巫女の能力が備わっているので、仕事の一環として巫女装束に着替えて手伝いをしているであります。」
「今の私達は普通の女学生。堅苦しい話し方はやめにしましょうと前に取り決めたでしょ?」
「そうでありますね・・・。いえ、そうよね。ごめんね。」
「そう、その口調でいいのよ。」
「他の皆もそれぞれ元気してる?今までとご家族とは関係は良好?私は断然良好よ。」
「そうね、私も良好だわ。」
「私もよ。」
それぞれのご家族とは関係が良好で結構な事でしょう。
まさにこの『フロンティア号』の安全、安心がかかっているのだから。
今でも交代で保守担当の整備士の方々が点検している。
今はまだ平時であるので学園生活を満喫しているけど、いつなんどき有事になりスクランブルがかかるかわからない。
平和なひと時を満喫していた。
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